不安定な時代だからこそ、揺らぎ混乱する世相において、時代の大波に呑み込まれそうな自分と世界との関係を、改めて見つめたいものです。
そんな時に禅的なアプローチが役立つかもしれません。
世界で「ZEN」と呼ばれるものは、座禅を組むだけでなく、散歩をしたり、釣りをしたり、掃除をしたり、作務(さむ)と呼ばれる日常生活のさまざまな行いやお勤めによって、無心になること。余分な感情をそぎ落として、自分の内面を静かに見つめることは、「まっさらの自分」を取り戻すための有効な手段といえます。
それは、また空(くう)の心に至る、一つの方法といえるかもしれません。
Sky over Kamiuma, Tokyo
Sky over Kamiuma
18年間にわたり、世界の空を撮影
私自身、いつも行き詰まったときや、運命の嵐に見舞われた時には、空(そら)を見上げ、空の写真を撮ってきました。2006年から撮り始め、今年でちょうど18年になります。
「空(くう)」の教えを空(そら)の映像になぞらえる、この度の映像作品「空のように生きる」で使わせていただく空の写真も、世界中の空を撮っています。
バルト三国のリトアニア、エストニア〜ラトビアを始め、ニューヨーク上空、トロントのオンタリオ湖上、フランクフルト上空、ペルーへの空路ほか、パキスタンやウズベキスタンなど、シルクロード諸国の空も撮りました。国内では、関西上空、奈良や鳥取砂丘ほか、日常では地元の世田谷・上馬の空を撮ってきました。
Sky over Lake Ontario
空には国境がない
「空には国境がない」—これが私からの一番のメッセージです。
本年2月の日中伝統思想交流「時空を超えた共生共創」講演イベントでの結論も、横田南嶺老師のお話から、世界情勢がどう動こうとも、「北極星を見続ける」ことの大切さを、パネリストの宮本雄二元駐中国大使や司会の瀬口清之理事らとともに、確認し合いました。
「不動の光」を見続ける喩えとしては、夜空の北極星は昼間の太陽ともいえ、「光を見続ける」ことの大切さと言い換えることができるでしょうか。
たった9ヶ月前のことでしたが、世界の先行きはいっそう不透明になり、今後の成り行き次第では、嵐の気配さえ感じられる時代がやってきています。
Rainbow over Kamiuma
Distant view of Mt. Fuji at sunset seen from Setagaya, Tokyo
Sky over Kamiuma
Sky over the way from Estonia to Latvia
残り4日間—初のクラウドファンディング挑戦中
円覚寺管長・横田南嶺老師の説かれる「空 (くう)」の教えを、空 (そら) の姿になぞらえる映像詩「空のように生きる」制作のクラウドファンディングも、残り4日間となりました (11月30日まで)。
未来に光を見続ける活動のために、私自身、長年奈良を中心に、日本の精神文化を取材してまいりましたが、その核となるメッセージは、華厳思想を元にした「私たちは心において皆同じであり、一つである」ということです。
空の教えは、大乗仏教の根幹をなす教えですので、華厳思想においても、空性と縁起(ものごとが起こる原因となる因縁性)は二輪の両輪と言える、大切な基本といえます。
現在制作中の作品から、一部の章を「Media Art League 公式チャンネル」での限定公開リンクにアップロードいたしましたので、ご高覧いただければ幸いです。
映像詩「空のように生きる」(第1章:限定公開)
「自己も世界も行いによって変わる」
映像詩「空のように生きる」(第5章:限定公開)
「世界と自分を分けない」
公開中:映像詩「空のように生きる」(ブロローグとエピローグ)
これまでご支援をいただいた皆様には、心より厚く御礼申し上げます。
この上は、上記の作品をご覧いただき、一人でも多くの皆様よりご賛同いただければと願い、ご支援の程、何卒よろしくお願いいたします。
★映像詩「空のように生きる」制作プロジェクト
クラウドファンディングページ (11月30日まで)
小さな力ではありますが、空のように大きく広がりたく、世界の一体性への願いとともに、国境を越えて、発信し続けていきたいと願っています。
是非とも皆様とご一緒に、未来へ光を見続けてまいりたく、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年11月26日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ
Photographs & text by Miro Ito / All rights reserved.
Japan Authentic Heritage Initiative
Weaving Japan’s 1400-years of cultural legacy into a tapestry for the future
Media Art League
East meets West, North meets South through “Media = Art + Message”
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世界がますます混迷と分断化を深める中、万人に希望と勇気を与えるために、映像詩「空のように生きる」を制作中です。
円覚寺管長・横田南嶺老師の説かれる「空 (くう)」の教えを、空 (そら) の姿になぞらえる映像詩です。
先行きの不透明な現代において、「空 (くう)」の教えを「生き抜く知恵」として広めるために、完成後は円覚寺に寄贈し、世界に向けてインターネットで配信していただく予定です。
さて、初挑戦中のクラウドファンディングも、残り10日間となり、ラストスパートの時期になりました。
すでにご支援いただいた方々には、心から厚く御礼申し上げます。
この度は、一人でも多くの皆様よりご賛同いただきたく、ご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
★ 映像詩「空のように生きる」制作プロジェクト・クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/785420/view
小さな力ではありますが、光を見続けることの大切さを訴える活動とすべく、FACEBOOKでアート&哲学コミュニティ「空に学び空のように生きる」を立ち上げました。どなたでもご参加いただけますので、ついでの折にご高覧くださいませ。
★FACEBOOKコミュニティ「空に学び空のように生きる」
https://www.facebook.com/groups/536132318881062/
なお来年2月16日(日)には、東京・日比谷図書文化館において、同作品の上映を兼ねた講演イベントがございます。
横田南嶺老師とともに、私も登壇予定です。
皆様とご一緒に光を見続けてまいりたく、ぜひご参加くださいませ。
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ代表
Media Art League
11月になり、今年も残る2ヶ月間となりました。
初のクラウドファンディングを挑戦中の映像詩「空のように生きる」制作プロジェクトは、本日11月2日、皆様からの暖かなご支援により、目標額の30%まで到達いたしました。
この後11月30日までに、目標達成に向けて、引き続き広報活動に努めてまいりたい所存です。
★クラウドファンディング映像詩「空のように生きる」プロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/785420/view
さて、この度の映像詩「空のように生きる」の制作をきっかけに、空の写真や言葉の力によって、悩んでいる人々を励ます、FACEBOOKコミュニティ「空に学び 空のように生きる」をスタートさせました。
FACEBOOKコミュニティ「空に学び 空のように生きる」
空(くう)の概念は、「何もない」という虚無的なものではなく、すべての事物には固有の本質がなく(無自性)、かつ移ろうものであるからこそ(無常)、誰もが変わることができるのだ、という力強いメッセージとなりうるものです。
こうした空性(くうしょう)の正しい理解は、高尚すぎるように聞こえるかもしれませんが、空(そら)の写真と組み合わせることで、理解ができるようになるかと思います。
すなわち、私たちにとって、身体の次に、おそらくもっとも身近な空を通して、空性を「生きる知恵」として、学ぶことができるのです。
「いかに生きるべきか」の知恵を空に学ぶ
今回の映像詩も、こうした生きる知恵を広めていく手段として位置づけており、このことを今後も継続して広めていきたいと誓っています。
そして願わくは、悩める人々を励まし、癒し、勇気づける活動として、広がりを生んでいきたいと願っています。
上記グループへは、どなたでもご参加いただけますので、ご興味がありましたら、ぜひご参加くださいませ。
それでは、この後も28日間、一人でも多くの皆さまにご賛同をいただきたく、何卒ご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年11月2日
(2024年11月1日投稿・2日更新)
MIRO ITO 伊藤みろ メディアアートリーグ代表
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2024年10月1日より11月30日まで、映像詩「空のように生きる」制作のためのクラウドファンディンに挑戦中です。
円覚寺派管長・横田南嶺老師に学ぶ「空 (くう) 」の教えを、私の空 (そら)の映像と重ね合わせ、万人を勇気づけるために、「いかに生きるべきか」のメッセージとして、世界に発信いたします。
なお、私の思いを込めて文章を書かせていただきましたので、お時間のあるときに、プロジェクトページをご覧ください。
★映像詩「空のように生きる」制作プロジェクト・クラウドファンディング
ご賛同いただける皆様に、ご協力をお願いさせていただければ、幸いに存じます。ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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映像詩「空のように生きる」の制作をきっかけに、「空に学び 空のように生きる」アート&哲学コミュニティを、Facebookでスタートさせました。
空の写真と言葉を投稿して、心の折れそうな人々を勇気づけ、希望を与えるために、継続的なコミュニティづくりを目指していています。小さな力ですが、空の心に学んで、大きく広がりたいと願っています。
★「空に学び 空のように生きる」アート&哲学コミュニティ
皆様からのご参加をお待ちしております。
令和5年10月吉日
MIRO ITO(伊藤みろ)
メディアアートリーグ代表
#円覚寺 #横田南嶺老師 #円覚寺管長 #空の心に学ぶ #空のように生きる #空の教えを学ぶ #空性 #空とは何か #いかに生きるべきか #アートコミュニティ #メディアアートリーグ #クラウドファンディング #キャンプファイアー #campfire #空の写真 #雲の写真# 雲の写真が好き #空の写真が好き #空の写真が好きな人とつながりたい #メディアアートリーグ #media_art_league #miro_ito #伊藤みろ #伊藤ミロ #イトウミロ
映像詩「空のように生きる」
文・ナレーション:円覚寺派管長 横田南嶺老師
写真・構成:MIRO ITO (伊藤みろ)
企画・制作:メディアアートリーグ
協力:臨済宗円覚寺派総本山円覚寺、(一財) 日本アジア共同体文化協力機構
文・ナレーション:円覚寺派管長 横田南嶺老師
写真・構成:MIRO ITO (伊藤みろ)
企画・制作:メディアアートリーグ
協力:臨済宗円覚寺派総本山円覚寺、(一財) 日本アジア共同体文化協力機構
ごあいさつ
大乗仏教の教えの中心をなす「空 (くう) 」をテーマにした映像詩「空のように生きる」を制作いたします。
円覚寺派管長の横田南嶺老師のお言葉と、私が2006年から撮影している空 (そら) の写真を組み合わせ、世界の一体性への願いを、映像を通して伝えるプロジェクトです。
この度、国内最大の会員数を擁するクラウドファンディング会社「Campfire」のプラットフォームにて、2024年10月1日 (0:00)からクラウドファンディングを開始いたします。
何卒お力添えを賜りたく、心よりお願い申し上げます。
【プロジェクトの背景】
この度の映像詩プロジェクトは、円覚寺派管長・横田南嶺老師との出会いがきっかけとなりました。
本年2月26日に行われた、華厳思想をテーマにした「日中思想交流」イベントにおいて、横田老師は「怨親 (おんしん) 平等」の華厳の教えを、私は長年取材している、東大寺の盧舎那仏についての作品上映と解説を行いました。
同イベントは、一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構 (会長:福田康夫元内閣総理大臣、理事長:宮本雄二元駐中国大使) の主催によるもので、東京・日比谷図書文化館で開催されました。
この講演イベントは、次回は来年2月15日に、同じ日比谷図書文化館で開催が予定されております。
「空性 (くうしょう)」をテーマに、前回同様、横田老師とご一緒に私も、再び登壇させていただきます。
そこで発表する作品として、横田老師の「空 (くう)」についての教えを、私の空 (そら) の映像と組み合わせる、新しい映像詩「空のように生きる」を作らせていただく運びとなりました。
(※意味上の混乱を避けるために「空(くう)」は鉤括弧での表記、空(そら)は括弧なしの表記にしています。)
(写真:JACCCO)
【プロジェクトの目的】
私自身、今からちょうど23年前の9月11日に、ニューヨークで「9.11同時多発テロ事件」を経験しました。
それがきっかけとなって、日本に拠点を移して「いかに生きるべきか」を求めながら、作家活動を行なってまいりました。
混迷と分断化が深まる一方の世界の現況において、微力ながらも、東洋思想の根底にある、共栄共存の叡智を伝える映像作品を作らせていただき、世界の一体性に寄与したいという思いが原点にあります。
本映像詩は、来年2月15日の講演イベントでのプレミア公開後には、円覚寺に寄贈を予定しております。
横田老師のお言葉に誘 (いざな) われて、私たちにとって身近な空 (そら) から、「空のように生きる」ための極意を学び、万人に勇気と希望を与える映像詩として、日本語版とともに英語版も作り、広く世界に公開していきたいと願っています。
【映像作品「空のように生きる」について】
映像詩「空のように生きる」には、横田老師が説かれる「空 (くう)」の教えの本来の意味を、空 (そら) の姿になぞらえ、「人は変わることができる」「変わらない自分などはないのだ」という、力強いメッセージが込められています。
大乗仏教の基本理念である「空」とは、この世に存在するすべては「無我」「無自性(むじしょう)」「無常」であるという真理を表しています。横田老師は、この「空」の教えに希望を見出し、積極的に「空」を定義づけます。
「実体がない」からこそ、とらわれることがなくなり、苦しみからも自由になる道を示してくれます。「己がない」からこそ、自分と他者の区別がなくなり、他者への慈しみへの道が開かれていきます。「移ろう」からこそ、常に変わることができるというのです。
まさに変貌自在の空 (そら) のごとく、とらわれの心から自由になり、人生を前向きに生きる知恵を、「空」から学ぶことができるのです。
「空」の移ろうエネルギーを、空に例えることで、自分自身の心のあり様や世界への関わり方を変えることができるのです。
そのことで、苦を乗り越えるためのきっかけが得られ、「いかに生きるべきか」という積極的な道しるべとして、横田老師の言葉とともに、生きる勇気を感じ取っていただくための映像詩です。
【クラウドファンディングの事前のご案内 】
この度のご案内は、10月1日のプロジェクト開始に先行する事前告知になりますが、限定公開URLにて、詳細をご覧いただくことができます。
限定公開中のプロジェクトページのURL
※公開前でも、プロジェクトページ(限定公開)にて「お気に入り」登録ができます。
事前に「お気に入り」にご登録いただくと、公開時や活動報告の投稿時など、リアルタイムで状況をご確認いただけます。
事前に「お気に入り」にご登録いただくと、公開時や活動報告の投稿時など、リアルタイムで状況をご確認いただけます。
また1分25秒のサンプル動画(プロローグとエピローグの二章構成)も、下記のURLにて限定公開中ですので、併せてご高覧いただければ、幸甚に存じます。
Media Art League 公式チャンネルでの限定公開
それでは、皆様からのご支援を心よりお待ちしております。
そして来年2月16日には、日比谷図書文化館にもご来場いただければ、幸せに思います。
末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げます。
令和6年9月吉日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ: https://mediaartleague.org
本物の日本遺産イニシアティブ: https://japan-authentic-heritage-initiative.org
写真遺産プロジェクト: https://photographic-heritage-projects.org
本物の日本遺産イニシアティブ: https://japan-authentic-heritage-initiative.org
写真遺産プロジェクト: https://photographic-heritage-projects.org
Photographs by Miro Ito. All rights reserved.
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辰(龍)年の本年も、後半を迎えました。
閉塞感が強まるばかりの世相において、過去・現在・未来を貫く私たちの中に流れる、つながりの力に気づき、より大きな世界へと視野を広げて、自分自身や世の中を見つめ直すこと。
それが神話や宗教、民俗の中で受け継がれてきた、龍神崇拝の今日的な意義の一つといえるかもしれません。
そんな気持ちで視聴いただけたらと願い、新しい映像作品のご案内をさせてくださいませ。
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「大和四寺巡礼 1300年の神仏霊場 龍神の道を往く」
製作:奈良県/監督・文・映像:MIRO ITO (伊藤みろ)
企画・制作:メディアアートリーグ&
本物の日本遺産イニシアティブ
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奈良県観光局の依頼にて制作した、「大和四寺巡礼」の映像詩(4K/約15分)がこの春に完成しました。
大和四寺とは、長谷寺・室生寺・岡寺・安倍文殊院から成る、奈良県中南部に位置する古刹の総称です。
副題のとおり、それぞれ1300年以上の歴史と由緒を誇る4つの寺院を、辰年に因んで「龍神の道」としてご紹介する作品です。
日本のはじまりの聖地である磐余(いわれ)や泊瀬(初瀬)朝倉をはじめ、飛鳥(明日香)から、大和と伊勢を結ぶ宇陀路室生(うだじむろう)までをめぐる「大和四寺巡礼」は、1300年の神仏霊場であり、龍神と出合う祈りの道です。「龍神の道」を訪ねて、大和の古刹・名刹へ、足をお運びいただければ、幸いに存じます。
日本のはじまりの聖地である磐余(いわれ)や泊瀬(初瀬)朝倉をはじめ、飛鳥(明日香)から、大和と伊勢を結ぶ宇陀路室生(うだじむろう)までをめぐる「大和四寺巡礼」は、1300年の神仏霊場であり、龍神と出合う祈りの道です。「龍神の道」を訪ねて、大和の古刹・名刹へ、足をお運びいただければ、幸いに存じます。
当映像詩は、奈良大和四寺巡礼の会のYoutubeチャンネルにてご鑑賞いただけますので、下記のリンクにて、ご高覧いただければ、幸いに存じます。
https://www.youtube.com/watch?v=z_alvRwzjIU
なお「メディアアートリーグ」ならびに「本物の日本遺産イニシアティブ」のブログを更新しました。
上記映像作品の内容を補完すべく、私自身の取材やリサーチを元に、大和における「龍神の道」の背景に、触れさせていただきました。
ご興味のある方は、併せてお読みいただければ、幸いに存じます。
(ブログの記事は共通)
○ メディアアートリーグのブログ:https://mediaartleague.org/blog/media_art_message_by_miroito_25/
○ 本物の日本遺産イニシアティブのブログ:https://japan-authentic-heritage-initiative.org/yamato-yoji-junrei-short-movie/
○ メディアアートリーグのブログ:https://mediaartleague.org/blog/media_art_message_by_miroito_25/
○ 本物の日本遺産イニシアティブのブログ:https://japan-authentic-heritage-initiative.org/yamato-yoji-junrei-short-movie/
撮影ならびに取材のご協力をいただいた奈良大和四寺巡礼の会(長谷寺・室生寺・岡寺・室生寺)に心から感謝申し上げます。
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「時空を超えた共生共創」の講演録画のご案内
「時空を超えた共生共創」の講演録画のご案内
(日中平和友好条約締結45周年記念 日中伝統思想交流)
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つながりの力といえば、華厳思想に光を当てた、本年2月25日に日比谷図書文化館ホールにて開催された講演につきまして、主催者の(一財)日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)のWEBサイトにて、1時間に編集された録画(中国語の字幕付き)がアップされました。
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つながりの力といえば、華厳思想に光を当てた、本年2月25日に日比谷図書文化館ホールにて開催された講演につきまして、主催者の(一財)日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)のWEBサイトにて、1時間に編集された録画(中国語の字幕付き)がアップされました。
基調講演は、禅と華厳教学については、円覚寺管長・横田南嶺老師、華厳思想と東大寺盧舎那仏については、私が解説と映像上映を行いました。
またパネルディスカッションでは、JACCCOの瀬口清之理事を司会に、宮本雄二JACCCO理事長・元駐中国大使を交え、混迷を深める世界において、「いかに生きるべきか」をテーマに多角的なディスカッションをさせていただきました。
ご興味のある方は、ぜひご覧いただければ、幸いに存じます。
それでは、辰年の本年後半、龍の昇天のように、世界の新たな局面に向けて、多くの物事が良き方向に進展する年になることを願いつつ、引き続きご厚誼の程、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年7月吉日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ
本物の日本遺産イニシアティブ
#Miro Ito #伊藤みろ #奈良大和四寺巡礼 #奈良県 #宇陀室生 #安倍文殊院 #室生寺 #岡寺 #泊瀬(初瀬)#磐余 #長谷寺# 飛鳥(明日香)#龍神の聖地・奈良 #龍神の道 #龍蛇信仰
世界が混迷を極める中、季節は巡り、新しい生命が息吹く、自然の恵みを実感する時節となりました。
ご報告が遅くなりましたが、去る2月25日、日比谷図書文化館コンベンションホール「時空を超えた 共生共創」(主催:日本アジア共同体文化協力機構JACCCO、日中平和友好条約締結45周年)の講演イベントは、多くの方々のご支援をいただき、無事に終了いたしました。
福田康夫元総理大臣(JACCCO会長)のご挨拶の後、メインのテーマである華厳思想について、円覚寺管長の横田南嶺老師からのお話を受けて、東大寺盧舎那仏および華厳思想について、映像上映と解説をさせていただく機会に恵まれ、この20年のまとめをさせていただくことができました。
映像詩「大仏さまは生きている」監修・撮影協力:東大寺、監督・撮影・文:MIRO ITO
宇宙の光の図像
華厳思想で説かれるのは、「宇宙のすべての現象は相互に不可欠に関係し合っている」という「縁起」(因縁生起—pratityasamuputpada)の哲学であり、その本質には、一つとすべての一体性・相即性のことわりがあります。
植物と動物、小石と惑星、原子と太陽系、人と世界、宇宙と己_まさにひとつがすべてであり、すべてがひとつである、と説かれています。
画像:NASA
分子で構成されたタンポポの胞子モデル (画像: Anna Chesnokova/iStock by Getty Image)
そして悟りを啓いた釈迦自身が盧舎那仏(大仏)であり、瞑想による自己の変容のドラマの舞台となっています。
さらにその台座には、壮大な宇宙の姿が刻まれています。そのことを「宇宙の光の図像」として解説いたしました。
東大寺盧舎那仏線刻蓮華蔵世界図国宝 8世紀(撮影協力:東大寺、Photo by Miro Ito)
混迷の時代をどう生きるか
講演イベントでの後半では、横田老師と私に加え、JACCCOの宮本雄二大使・理事長や瀬口清之理事を交えたパネルディスカッションも、行われました。
混迷を極める世界において、いかに生きるべきかについて、華厳哲学を元に、北極星のように、光を見続けていく必要性について、意見が一致しました。
宗教、哲学、政治と外交など、さまざまな立場から意見を述べあう、有意義な場となりました。
「時を超えた共生共創」(主催・写真提供:JACCCO)
新しい出発点
これまで、東大寺や盧舎那仏についての作品上映や展覧会は、NY国連本部や欧州評議会、メキシコ国立世界文化博物館、ギリシャ国立ビザンチン&キリスト教美術館等をはじめとする、世界の多くの場所で行わせていただいてまいりましたが、私にとりましては、次の20年の新しい出発点となりました。
2016年11月 世界巡回写真展・映像上映・講演シリーズ「光と希望のみち」を欧州評議会にて開催
(主催:外務省・在ストラスブール日本総領事館、共催:日本カメラ財団、メディアアートリーグ)
(主催:外務省・在ストラスブール日本総領事館、共催:日本カメラ財団、メディアアートリーグ)
世界の連帯に向けて発信を企図してまいりました、長年の構想の華厳哲学についての映像作品の方も、本年は実現に向けて歩みだしたく、その第一歩が踏み出せたと思っております。
今後とも、皆様とご一緒いただきたく、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ
本物の日本遺産イニシアティブ
http://mediaartleague.org
https://japan-authentic-heritage-initiative.org
https://japan-authentic-heritage-initiative.org
年頭の能登半島大地震が影を落とす2024年、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
世界におきましては、長引くロシア・ウクライナ戦争、2023年パレスチナ・イスラエル戦争をはじめ、気候変動による天災、疫病再流行の懸念など、先行きの見えない状況が続く中、本年も、NYで体験した「9.11同時多発テロ事件」以来、私のライフワークとなりました「世界の一体性」を鼓舞する文化力に、光を当ててまいりたく存じます。
具体的には、私たちが一つであり、すべてのつながりを説く華厳哲学について、東大寺をはじめ、多くのご関係各位のご支援の下、映像作品や展覧会・書籍などの作品づくりを行わせていただいてまいりました。
この度、福田康夫元内閣総理大臣が会長を務める(一財)日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)の主催により、来たる2月25日に日比谷図書文化館(14:00-16:30)におきまして、2023年度の日中平和友好条約45周年を締め括るイベント「時を超えた 共生共創」に登壇させていただくことになりました。
基調講演は、臨済宗大本山円覚寺の横田南嶺管長が行ってくださいます。
私は、東大寺の大仏さまを取材した「盧舎那仏の光の道 大仏さまは生きている」を上映・解説を行わせていただきます。
また後半では、JACCCOの宮本雄二 元中国大使・理事長、瀬口清之理事を交え、混迷する現代において、古来、日中思想交流を通して学んできた”知の系譜”について、パネルディスカッションが行われます。
つきましては、ご興味のある方は、添付のJPGをご高覧いただき、ご来場いただければ幸いに存じます。
末筆ながら、本年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
お申し込みは以下から:
令和6年2月吉日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ
本物の日本遺産イニシアティブ
伊藤みろ発:メディア=アート+メッセージ No.15ー清らかな蓮の花のように、自然の叡智に向かう
毎日、世界の多くの国々で報じられる言葉を失う惨状を、深まる悲しみともに切り抜けながら、新しい時代が始まろうとしています。
新型コロナ感染の災禍とともに、一人一人の自粛への自覚が求め荒れるつつある今、これを乗り越えることができた未来では、「BC(Before Corona) 」「AC (After Corona) 」といわれる世紀の大転換が起こると予見されています。
かつて疫病による人口激減が賃金上昇を引き起こし、労働の機械化が一気に進行した産業革命後のヨーロッパのように、コロナ感染拡大によって、これまでの生活の変化を余儀なくされ、労働のIT化やAI化への変革が後押しされつつあります。
一方、人同士の距離感の拡大によって排他的風潮と疎外感が広がり、世界の分断化だけではなく、社会の管理・監視化が進むことが懸念されています。コロナ感染拡大は、もはや伝染病との戦いである以上に、信頼と協調に基づく社会生活、ひいてはヒューマニティと人権への挑戦となっています。
蓮華座
奈良・大峰山の石仏観音像
さて、仏陀の悟りの姿である仏像は、両足または片足の甲を反対側の腿の上に乗せる姿勢(結跏趺坐または半跏趺坐)で座っています。
不自由でありながらも、もっとも身体を安定させるため、禅定(ぜんじょう)の修行法として、蓮華座とも呼ばれます。
仏陀は、世界そのものを、蓮華に喩えました。また宇宙を一輪の蓮華の上に立ち現れる世界(小宇宙)の無数の集合体(大宇宙)として表し、さらにその大宇宙が無数に点在する教えを説いています。この光景は、奈良・東大寺大仏さまの蓮弁に「蓮華蔵世界」として1300年前に刻まれました。
蓮華は、泥の中で育まれる清浄心の喩えでもあります。煩悩にまみれた世の中でも、汚れのない心のあり様が立ち現れることの象徴です。さらに私たちひとりひとりが、かけがえのない命の華に他なりません。
有限の中で無限に目覚める
外出自粛や自宅待機という社会的な自由が阻まれる中で、瞑想をして心の安静を保つ乗り越え方があります。
蓮華座を組んで静かに座ると、有限な身体の制約の中で、心が無限に開かれていくことが感じられます。 無際限の宇宙に向かって自我を解き放つことで、自分がなぜこの世に存在するのか、何をしなければいけないのか、どこに向かいつつあるのか、真実を求めていく限り、いつしか答えも自ずと立ち上ってくることでしょうか。
その先に開かれてくるのは、すべてが絶え間なく流転するという自然の本性であり、私たち自身も自然の一部である気づきです。
すべてが相互につながり合い、支えあっている自然の命こそが、私たちの存在の本源的な要素であることに目覚め、地球という命を守るために、新しい自粛の機運がこれまで以上に高まることが願われるばかりです。
命の源であり、命そのものである地球
叡智に向かう選択
1300年前の蓮の種から復活した蓮は、今年も、私が愛してやまない古都・奈良で花を開かせます。
時空を超える蓮のような清らかな未来を思い描きながら、自然の叡智への目覚めとともに、「効率優先」のこれまでのグローバル化へ逆戻りするのではなく、「いのち優先」のグローバル化の始まりを祝福するものであってほしい、と願われるところです。
コロナ感染拡大と地球温暖化も、ともに私たちの命に関わる重大な危機です。私たちの選択によって、地球の汚染がどれほど緩和されるか、奇しくもコロナ危機は、私たちに示してくれました。
人の命とともに、大元である地球の命を守りながら、自然の智恵によって清められる新しい時代の開花を願いながら…
合掌
令和2年5月吉日
伊藤みろ メディアアートリーグ
Media Art League
East meets West, North meets South through "Media = Art + Message"
http://mediartleague.org
Photographs & Text by Miro Ito/Media Art League. All rights reserved.
伊藤みろ発:メディア+アート=メッセージー国籍を超えて地球を愛する
新年明けましておめでとうございます。
皆様にとって新年が、ご多幸の年となることをご祈念申し上げます。
新たな10年の試練
持続可能な未来をどう描くか、いまや世界は試練にさらされています。
地球規模での気候変動が予測を超えた速さで進み、世界気象機関(WMO)によると、過去5年間は観測史上、最も暑かった5年間でした。私たちに今必要なのは、地球環境の持続性にかかわる脅威と取り組む生き方を、真摯に求めていくことです。
センス・オブ・グラティテュード
私たちのいのちは、地球のいのちとひとつです。
地球の健全さを私たち自身のことと考え、最優先課題として、私たち自身の暮らし方と結びつけ、新しい価値体系を生み出す生き方へと、ともに歩むということを、実践していきたいものです。
持続可能な生き方の基本は、私たちが生かされている自然環境を慈しみ、自然の恩恵に感謝することです。
慈しみと感謝の連鎖が、気候変動に歯止めをかける意識を育み、持続可能な未来を構築できるのではないでしょうか。
人類という真の国籍
地球温暖化には、国境がありません。
地球を守るには、人類という単位が必要です。
いまこそ「人類という真の国籍」(H.G. ウェルズの言葉)に目覚めていくべきときです。
人類愛、自然愛、地球愛
自然を慈しむこころは、神道の基本であり、仏教では、すべてのつながりを宇宙の真理として説いています。「隣人を愛する」というキリストの教えは、人類愛を根底にしながら、生きとしいけるものへの愛へと開かれていくものです。
人も自然も、水も空気も、光もエネルギーも、循環する万物のすべてに感謝に満ちた態度で臨むこと。日々の瞬間瞬間に、いまここで生かされていることに感謝し、人類愛、自然愛、地球愛に向かって開かれ、お互いにつながっていくこと_。
私たちの希望は、私たちの愛あるつながりと行いに帰結するのではないでしょうか。
本年も、東西南北のつながりと心の連帯を訴える文化芸術プロジェクト「光と希望のみち」をどうぞご一緒くださいませ。
新年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和二年一月吉日
伊藤みろ メディアアートリーグ
Media Art League
East Meets West, North Meets South through “Media = Art + Message”
Photographs & text by Miro Ito/Media Art League. All rights reserved.
Photo (above) The Afrasiab painting (part), Afrasiab Museum, Samarkand, Uzbekistan (7-8th century CE)
Photo (below): A statue of Apollo reclining Buddha-like (from [former] Portuguese Royal Family Collection), National History Museum, Rio de Janeiro, Brazil
Photo (above) The Afrasiab painting (part), Afrasiab Museum, Samarkand, Uzbekistan (7-8th century CE)
Photo (below): A statue of Apollo reclining Buddha-like (from [former] Portuguese Royal Family Collection), National History Museum, Rio de Janeiro, Brazil