思い起こさせてほしい、今日という日を
憔悴せんばかりの捕われの身でありながら
明日は二人とも高みへと飛び去ろう
永遠に、まったきに、思いのままに (”The Caged Bird” by Emile Bronte)
「地すべり」 ("Landslide" by Anno Birkin)
生気を取り戻す太陽
偽造者の 輩 ( やから ) から 光を 剥 ( は ) がして取り戻し
均整のとれた線の描く 行き届いた秩序に戻しながら
世界の夜明けの 欠片 ( かけら ) を切望しつつ
時の矢を万物につなぎ止める …
まだ走り続けながら
まだ存在という舞台の出番を待ち続けて
鼻歌混じりに
「まあだだよ … まあだだよ
けれども僕 ちょっとだけ行き過ぎたみたいだ」
僕らに罪を与えても 思考のミルクになるのが関の山
主よ 地すべりをもたらし給え
世界の表層を洗い浄めるために
すべての悪なるものを葬るために
童話の中の出来事のように 悪事はあるものの
僕らはそいつを永遠に葬り去ろう
(アンノ・バーキン著 『Who Said the Race is Over ?』より、伊藤美露訳)
関連リンク:アンノのサイト(http://www.anno.co.uk)
「地滑り」のオリジナルの英語の詩(http://www.kicksjoydarkness.co.uk/words.shtml#Landslide)
伊藤美露のサイト("Anno meets Anno" - http://www.miroito/anno1.html)
photo by miro ito "sky over kamiuma", 2007.1.5
憔悴せんばかりの捕われの身でありながら
明日は二人とも高みへと飛び去ろう
永遠に、まったきに、思いのままに (”The Caged Bird” by Emile Bronte)
「地すべり」 ("Landslide" by Anno Birkin)
生気を取り戻す太陽
偽造者の 輩 ( やから ) から 光を 剥 ( は ) がして取り戻し
均整のとれた線の描く 行き届いた秩序に戻しながら
世界の夜明けの 欠片 ( かけら ) を切望しつつ
時の矢を万物につなぎ止める …
まだ走り続けながら
まだ存在という舞台の出番を待ち続けて
鼻歌混じりに
「まあだだよ … まあだだよ
けれども僕 ちょっとだけ行き過ぎたみたいだ」
僕らに罪を与えても 思考のミルクになるのが関の山
主よ 地すべりをもたらし給え
世界の表層を洗い浄めるために
すべての悪なるものを葬るために
童話の中の出来事のように 悪事はあるものの
僕らはそいつを永遠に葬り去ろう
(アンノ・バーキン著 『Who Said the Race is Over ?』より、伊藤美露訳)
関連リンク:アンノのサイト(http://www.anno.co.uk)
「地滑り」のオリジナルの英語の詩(http://www.kicksjoydarkness.co.uk/words.shtml#Landslide)
伊藤美露のサイト("Anno meets Anno" - http://www.miroito/anno1.html)
photo by miro ito "sky over kamiuma", 2007.1.5