MIRO ITO発メディア=アート+メッセージ "The Medium is the message"

写真・映像作家、著述家、本物の日本遺産イニシアティブ+メディアアートリーグ代表。日本の1400年の精神文化を世界発信

「みろ」になって半年___新たな挑戦への旅

2009-06-02 10:27:40 | Weblog
「みろ」になって半年___新たな挑戦の始まり

いつの間にか、6月になり、今年も早くも後半に差しかかりました。

この半年間、再びブログをアップデートできずにいましたが、これまで5年がかりで日本の精神文化の伝統を世界に発表しようと創ってきた作品をどう形にするか、国際的な将来展開の鍵となるだけに、この数ヶ月間、正念場といえる大きなチャレンジが続いています。

昨秋からの世界的な不況の底が未だみえない中、本当に、さまざまなレベルでの「変革」が待ったなしで切望されています。私自身は、こんな時代だからこそ、改めて世界の平和への願いをこめて、もてる能力を捧げ、最大限の努力をしたいと誓っています。

その一つの方向性として、すべてのいのちが自然の一部であるという包括的な生命観に、いま一度立ち戻らざるを得ないのではないでしょうか。そうした「いのちの願い」を写真や映像を使って見えるかたちにするのが、私の「9.11」以来のアーティストとしてのライフワークになります。

そうした気持ちを抱きながら、私自身、旧来型の価値観という殻を脱ぎ捨て、「みろ」になって半年が過ぎ、改めて世界のために、平和のために何ができるか、さらなるチャレンジを開始しました。

具体的には、今回の資本万能主義の崩壊に伴う反省から、今後必ず来るべきと信じられる「心の世界」への回帰に向けまして、じっくり将来展開を見据えながら、これまで「メディアアートリーグ」として活動してきた文化活動を、より公的なレベルに引き上げることを目指しながら、10年計画にて、NYに「アートによる平和活動」を促すNPO~NGOを立ち上げようと考え始めました。

もちろんそのための準備は、私自身の限界を何度も越えなければならい、膨大かつ遠大な作業になりますが、ひとつひとつハードルを乗り越えていきたい気概です。

ドイツ~アメリカ~日本を経てこれまで活動してきた私にとって、また新たな挑戦の旅が始まりました。

              *    *    *    *    *

さてその後、空の写真も、ずっと継続して撮り続けています。これからは再び頻繁にアップデートできるように、心の余裕を持ちたいと思っています。

今日お見せする空は、東京・上馬の空を覆った「天使の翼」です。
曇りがちだった5月の連休の晴れ間の一瞬に、空がその美しさを見事に垣間見せてくれました。

こうした空と向き合うひと時は、私にとっては「永遠の今」を体験するときで、大きな宇宙のこころに抱かれる瞬間です。
写真の楽しみも、自然の輝きが放つ大いなる愛の「まなざし」に見つめられ、その懐に抱かれる感動に尽きるのではないでしょうか。

半年ぶりのご挨拶になりましたが、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

そしていつもご支援くださっている方々に、今一度心からの感謝をこめて.....

2006年6月吉日
伊藤みろ
text and photo by miro ito, all rights reserved. skiy over kamiuma, 2009.5.4
 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆  好評連載中 by 伊藤みろ  ☆☆☆☆☆☆☆☆
 「極意で学ぶ 写真ごころ」(『アサヒカメラ』朝日新聞出版社)
 2009年の6月号のテーマは「反射と映り込みの効果」p.156~159

 ☆☆☆☆☆☆☆☆  日本図書館協会選定図書  by 伊藤みろ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 『魅せる写真術 発想とテーマを生かす撮影スタイル』
  著:伊藤美露(著者名は旧名「美露」のままです) 
  定価 : 2,079円 B5判/160P/オールカラー    
  ISBN 978-4-8443-5921-0