先日、ネット広告で見つけたオーディションを受けてきた。
「一般公開映画『〇〇』のメインキャスト募集!と銘打った広告でもうすぐ撮影開始、となっている。それなのにまだキャストが決まっていないのか?とも考えたがいろいろ事情もあるんだろう、まあキチンとした原作がある作品の映画化だったので、どうせ合格は無理だと分かっていたが何事もやってみなければ始まらない。
が、この業界の「募集」の中には作りもしない映画の出演者募集をネタにした、事務所の新人募集がよくある。もしやと思いネットで映画のタイトルを調べ、関連記事を見たところ公共団体も関係しているらしく、どうやら映画は作るらしいので一安心した。まあ半ば話のタネに・・・と思い軽い気持ちで応募してみることにした。
応募方法はメール。
数日後に受付確認の返信とオーディション当日までに提出するエントリーシートが添付されてきたので、仕事のヒマ時間に記入しておき返信。あとは当日を待つのみ。あ、そうそうその間に原作を読んでおこうと本屋を数件まわったがこれが、無い。ネットで調べてもアマゾンくらいしか無いので、仕方ない某本屋のネット通販で購入手配をしたが在庫が無いらしく到着まで一週間くらいかかり・・・これは結局オーディションには間に合わなかった。
オーディション当日。バイトを早上がりさせてもらい、都内の某地下にある会場へ。
そこには先着していた男女が10名ほど、パイプ椅子に座って待っていた。そこでも予想通り自分が最年長(笑)。そしてオーディションが始まった。
例によって自己紹介の後に実技へと続く。二人一組での脚本を使ったやりとりとエチュード。それらを全員行い、簡単な質疑応答があり解散。
帰り道、いつも実技はメタメタなのだが、今回は自分でも気分良い後味で出来たので足取りも軽かった。
それでも合格は無理だと思っていたので「後日連絡します」と言っていたため不合格のメールが来るんだろうな・・・程度にしか考えていなかった。
その約一週間後、知らない番号からスマホに電話が来た。出てみるとこのオーディションのプロダクションのようだ。社名は・・・そう言えば名乗ってたかな?オーディションの応募時も受験時も事務所名、どこにも書いて無かったぞ。
電話の内容は、どうやら
「オーディションの結果をお伝えしたいので事務所まで来てください」
と言っている。お伝えしたいって、どうせ不合格なんだからメールでいいじゃん!でも・・・もしかしたら合格なのかも?などと淡い期待を残しつつ、渋谷にあるその事務所とやらに行く日時を決めた。
それからさらに約一週間後、事務所に行く日だったが、この時点でもう作品の撮影は始まっていた・・・おいおい、どうなってるんだ?チョイ役だからまだ間に合うというならいいけど。
一抹の不安を感じながらもその事務所のドアを開け呼び鈴を鳴らした・・・。
その時の担当者による話の概要はこういう事だった。
この映画の出演者は残念ですがもう決まってしまっていて、つまりあなたは不合格です。
だけど今度ウチの事務所で作る映像作品の出演者としてなら合格でぜひ出演を考えて欲しい。
でもそれにはこの事務所に登録する必要がありもちろん登録したからには今後の活動も支援していく経費がどうしてもかかってしまう。
それは普通に考えると■■万円です。
でも私が経理に掛け合って社長にも了解とるので△△万円だけ負担してください。
もちろん一括でなくてもいいです。
あなたの払いやすい方法でいいですからどうでしょう?
やっぱね~~~。そうだよね~~~。どう考えても、そうだよね~~~(笑)
自分は話の流れからそれを察知して、それでも一通り聞いてあげて。逆にこっちの事務所のギャラ払いの悪さの愚痴を聞いてもらい、芸能事務所一般はあんなに金払いが悪い事は無いと聞いて自分の不運を嘆いたりしていたために最初は高くそびえていた壁は消え、担当者との雰囲気も和み、気付けば一時間以上も経ってしまっていた。最終的にはその場で断らず、後日、電話にて断ったけど・・・その気にさせるのが巧いんだよね、ああいう芸能マネージャーとかって。正直言うと、自分も危ないところでした。だって今の所よりいい話なんだもん(´;ω;`)
それでも普段からそこらに広告出してる「映画出演者一般公募」なんてこんなもんでしょう。芸能事務所の人集めでしかない。
あのオーディション会場にいた彼らもここに来て同じ話をされたんだと思われる。若者たちはここで売れるのか、それとも食い物にされるのか。はたまたここを断って別の事務所で花を咲かすのか・・・そんな事を知る由もないけど。
もちろんこの事を悪いとは言いません。事務所だって商売です。
ただお金がかかる事だし、役者を目指す若い人には十分に気を付けて判断して欲しいなと思った出来事でした。
「一般公開映画『〇〇』のメインキャスト募集!と銘打った広告でもうすぐ撮影開始、となっている。それなのにまだキャストが決まっていないのか?とも考えたがいろいろ事情もあるんだろう、まあキチンとした原作がある作品の映画化だったので、どうせ合格は無理だと分かっていたが何事もやってみなければ始まらない。
が、この業界の「募集」の中には作りもしない映画の出演者募集をネタにした、事務所の新人募集がよくある。もしやと思いネットで映画のタイトルを調べ、関連記事を見たところ公共団体も関係しているらしく、どうやら映画は作るらしいので一安心した。まあ半ば話のタネに・・・と思い軽い気持ちで応募してみることにした。
応募方法はメール。
数日後に受付確認の返信とオーディション当日までに提出するエントリーシートが添付されてきたので、仕事のヒマ時間に記入しておき返信。あとは当日を待つのみ。あ、そうそうその間に原作を読んでおこうと本屋を数件まわったがこれが、無い。ネットで調べてもアマゾンくらいしか無いので、仕方ない某本屋のネット通販で購入手配をしたが在庫が無いらしく到着まで一週間くらいかかり・・・これは結局オーディションには間に合わなかった。
オーディション当日。バイトを早上がりさせてもらい、都内の某地下にある会場へ。
そこには先着していた男女が10名ほど、パイプ椅子に座って待っていた。そこでも予想通り自分が最年長(笑)。そしてオーディションが始まった。
例によって自己紹介の後に実技へと続く。二人一組での脚本を使ったやりとりとエチュード。それらを全員行い、簡単な質疑応答があり解散。
帰り道、いつも実技はメタメタなのだが、今回は自分でも気分良い後味で出来たので足取りも軽かった。
それでも合格は無理だと思っていたので「後日連絡します」と言っていたため不合格のメールが来るんだろうな・・・程度にしか考えていなかった。
その約一週間後、知らない番号からスマホに電話が来た。出てみるとこのオーディションのプロダクションのようだ。社名は・・・そう言えば名乗ってたかな?オーディションの応募時も受験時も事務所名、どこにも書いて無かったぞ。
電話の内容は、どうやら
「オーディションの結果をお伝えしたいので事務所まで来てください」
と言っている。お伝えしたいって、どうせ不合格なんだからメールでいいじゃん!でも・・・もしかしたら合格なのかも?などと淡い期待を残しつつ、渋谷にあるその事務所とやらに行く日時を決めた。
それからさらに約一週間後、事務所に行く日だったが、この時点でもう作品の撮影は始まっていた・・・おいおい、どうなってるんだ?チョイ役だからまだ間に合うというならいいけど。
一抹の不安を感じながらもその事務所のドアを開け呼び鈴を鳴らした・・・。
その時の担当者による話の概要はこういう事だった。
この映画の出演者は残念ですがもう決まってしまっていて、つまりあなたは不合格です。
だけど今度ウチの事務所で作る映像作品の出演者としてなら合格でぜひ出演を考えて欲しい。
でもそれにはこの事務所に登録する必要がありもちろん登録したからには今後の活動も支援していく経費がどうしてもかかってしまう。
それは普通に考えると■■万円です。
でも私が経理に掛け合って社長にも了解とるので△△万円だけ負担してください。
もちろん一括でなくてもいいです。
あなたの払いやすい方法でいいですからどうでしょう?
やっぱね~~~。そうだよね~~~。どう考えても、そうだよね~~~(笑)
自分は話の流れからそれを察知して、それでも一通り聞いてあげて。逆にこっちの事務所のギャラ払いの悪さの愚痴を聞いてもらい、芸能事務所一般はあんなに金払いが悪い事は無いと聞いて自分の不運を嘆いたりしていたために最初は高くそびえていた壁は消え、担当者との雰囲気も和み、気付けば一時間以上も経ってしまっていた。最終的にはその場で断らず、後日、電話にて断ったけど・・・その気にさせるのが巧いんだよね、ああいう芸能マネージャーとかって。正直言うと、自分も危ないところでした。だって今の所よりいい話なんだもん(´;ω;`)
それでも普段からそこらに広告出してる「映画出演者一般公募」なんてこんなもんでしょう。芸能事務所の人集めでしかない。
あのオーディション会場にいた彼らもここに来て同じ話をされたんだと思われる。若者たちはここで売れるのか、それとも食い物にされるのか。はたまたここを断って別の事務所で花を咲かすのか・・・そんな事を知る由もないけど。
もちろんこの事を悪いとは言いません。事務所だって商売です。
ただお金がかかる事だし、役者を目指す若い人には十分に気を付けて判断して欲しいなと思った出来事でした。