みすきのぶろぐ

役者「みすき康人」です。活動報告や宣伝、日々思った事、感じた事、社会問題その他あれこれを超不定期的に綴っています。

「待たされ」ていないで、動けば?~杉村議員初質問~

2006年03月02日 | 時事ネタ(みすき流)
「僕ら待たされ組」 杉村議員が国会初質問 (朝日新聞) - goo ニュース

昨日(3/1)に書ききれなかったので今日にずれ込んでしまった・・・

「小泉チルドレン」としての代表格でもある杉村太蔵議員が初質問に立った。
その様子は、みすきも朝のテレビで少し見たが、その中で杉村氏は「今の世代が借金ばかり増やしてどうするつもりなんだ、返すのは僕らの世代なのに・・・」のようなことを言っていた。
なるほどこれには同感、政治家たちは「今」の事しか考えていないから、ドンドン国債が増える。若い世代の代表として、文句の一つでも言ってやれ!

ただ、気になったのは、杉村氏のメインテーマである「ニート、フリーター対策」について。
杉村氏は今まで数回、いわゆる「ニート、フリーター」達と会合を開き直接彼らの意見を聞いている。杉村氏自身も彼らと同世代だし、その中から出てきた意見でもあると思う。

杉村氏は、ニートやフリーターが増えているのは、企業が新卒採用にこだわり、「門戸を閉めているのが大きな原因だ」と強調。小泉首相がメールマガジンで「挑戦しないで待っている『待ち組』がいる」と指摘していることについて「僕たちは働く意欲を失っているわけではない。『待ち組』ではなく、『待たされ組』だ」と反論した。

新卒採用に・・・のところは同感である。中途入社を募集しても、所詮学歴で選ばれる。
まあ「大企業」「有名企業」にこだわるのなら、その風習もやむを得ないのかもしれないが、その後の「待たされ組」という言葉にはひっかかった。
政府は「景気回復」などと言っている今の世の中、みすきには決して景気がよくなったとは思えない。しかし、景気判断の材料とも言われる失業率は減っていると言う・・・まあ数字のマジックとの意見もあるが、「求人数」そのものは増えていないのか?
毎朝毎朝届く朝刊に、これでもかと言うくらい求人広告が掲載されている。
折込求人チラシだって減ってはいないし、探そうと思えばいくらでも仕事はあるのではないか?

みすきが今更応募しようとしても、年齢制限で引っかかるものが多いし、いわゆる「有名企業の若者向けの中途採用の求人は沢山見るのだが・・・。
そんな広告を目にしているみすきは、今回の発言のように「待たされている」と言われると、本当に仕事に就く意欲があるフリーター達は、そういうものを見ているのだろうか?就職活動しているのだろうか?と、疑いたくなってくる。

そもそも「フリーター」って、自分で何かやりたいことがあるから、敢えて定職に就かない人のことではないのか?
30~40歳の転職ではないのだから、ちょっと一生懸命活動すれば、もっと簡単に就職できるのではないか、とどうしても思ってしまう。
「社員になって責任持たされたくないから仕事に就かない」って話、以前聞いたような気もする。社会人に責任は付き物、逆に責任持ちたくないヤツに仕事されても会社は困ってしまう。

「待たされている」・・・って何に?
企業が「いらっしゃ~い」と手を広げてくれるのを?
求人広告、いっぱいあるでしょ?見た?
「ニート」・・・って、いわゆる「やる気がない人」の事ではないの?
働く気にならないで、プラプラ親のスネをかじっている人でしょ?
そういう人の前に、どんな良い条件の仕事を持っていっても意味ないでしょ。
それなら、低賃金で苦労している中小企業のオジサンを入れたほうが、よほど一生懸命働くよ。

所詮は「オッサンのたわ言」なのかも知れないが、「指示待ち世代」の若者達、本当に社員として働きたいのなら、待っていないでまず自分で動きなさい。やる気があれば必ずどこかの会社は雇ってくれる・・・ただし、茶髪とだらしない服装は直した方がいいよ♪

とにかく、これからも杉村氏には頑張ってもらいたいと思う今日この頃であった。