昨夜は珍しく残業で、会社を出るのが一番最後になってしまった。
明日の朝から配送しなくてはならない品物を梱包していたからで、これが終わらないと明日エラい事になってしまう。
まあ、何とか作業も終えて事務所に戻る。もちろんそこには誰もいない。
PCを立ち上げつつ椅子に座ると、ふと冷蔵庫にビールがあるはずだという事を思い出した。
しめしめ。
一本いただいてから帰ろうか(笑)そう思いつつ冷蔵庫を開けると、はたして3本のビールがそこにあった。
その中の1本を取り出し、席に戻りプルタブを開け、あおる。
ゴクゴクゴクゴク…
あれ?
なんだろ?
缶ビールを3分の2程呑んでから、その後味に違和感を感じた。
味が違う?
何故?
まさかと思い缶の底、製造年月日を見て、目を疑った。
製造:2008年6月
賞味期限:2009年6月
え…と
今は…2011年5月。
お~い!
賞味期限から2年も経っているビールを飲んだのか。道理で味が違うはずだ。
…っていうか
そんなビールを後生大事に冷蔵庫にしまっておくなよ!
独身男の部屋の冷蔵庫じゃないんだから、そんなモンさっさと捨てろよな~!
全く信じられない。
ヤバいかなぁ…吐き戻した方がいいかな…と気になったので一応「期限切れのビールを飲んだ」でググってみた。
広い世の中には、みすきと同じような人はいるようで、いくつかの書き込みを見ていると「お腹を壊した」「蕁麻疹が出た」との書き込みもあるが…まあ、それほど大した事は無さそうだ。
うん、ちょっとだけホッとした。
しかし、だらしの無い会社だ…そう思いつつ他の2本の賞味期限も見てみたら、期限から1年経ったのがもう1本あった。
3分の2の確率で、ハズレを引いてしまったわけか。
あ~あ、最後の最後でツイてない。
口直しをする気にもなれず、家に帰る事にした。
そんな5月のある月曜日でした。
【追記】
その後、お腹を壊す事も蕁麻疹がでる事も無く済んだが、あの妙な味はしばらく忘れないだろうなぁ…(泣)