みすきのぶろぐ

役者「みすき康人」です。活動報告や宣伝、日々思った事、感じた事、社会問題その他あれこれを超不定期的に綴っています。

リセット。

2012年01月27日 | 演劇・映像活動
決めた。


みすき康人、ここで一旦リセットします!




あ…別に改名するとか芝居を辞めるとかではなくて…


演技の話。


思い起こせば遥か昔…高校時代から関わってきたあの劇団でやってきた「演技」。大きな舞台に立つために、オーバーアクションと表情の強調を教えられていた。
それがお芝居なんだと、舞台の演技だと思ってきた。
ハンドルネームにも使っている「学芸会」演技と言われる所以だ。

これまでにも、いろいろな劇団の舞台に関わってきたが、これが自分の…スーパー素人役者「みすき康人」の演技・・・個性なんだと自負してきた。

俺はこれで行くんだ!!
そう信じてきた。
それを評価してくれる人もいた…本当にありがたい事だ。


しかし、映像作品に関わるようになって、そして最近の舞台の傾向として「大きな演技」の必要性を感じなくなってきていたのも確かで、その思いに止めを刺したのが先日の稽古。演出に強く指摘されたのだ。

「今後、舞台・・・役者を続けるなら、そのクセは治した方がいい」

ええ~!
そうなの~?

正直なところ、最初はその言葉に反感を持ったが、試しにと次の稽古で、指摘部分をほぼクリアした「超抑えた演技」をしてみた。それは台本上のキャラクターの存在意義を完全否定するものだった…少なくとも、みすきはそう思っていた。

だが結果は違った。

演出は肯定も否定もしなかったが、共演者には好評だった。
「台詞が伝わってきた」
「気持ちがよくわかった」等々…。

みすき的には「つまらなくなった」「大人しすぎる」とか言われると思っていたのに、意外な反応で戸惑ってしまった。

そっか…

こんな感じでいいのか。

何となく感覚はつかめたつもりだ。
何はともあれ、昔からのクセを消すことが第一の課題。
本番までにどこまで良くなるかは判らないし、もしかしたらクセが復活してしまうかもしれない。
でも、やってみよう。
みすきはこれからも芝居を続けたいし、それならば演出の言葉を信じて、クセを直していってみよう。

一旦、リセット。
これからは「ナチュラルな演技」を目指してみる。


幸い、本番にはまだ少しだが日がある・・・。

よし、なんとか頑張ってみるぞ~!

そんな決意をした1月終盤のある日でした。