みすきのぶろぐ

役者「みすき康人」です。活動報告や宣伝、日々思った事、感じた事、社会問題その他あれこれを超不定期的に綴っています。

市民ミュージカルを観た

2012年12月09日 | みすき的観劇記
12月9日(日)
朝からのバイトを早上がりして、知人の出演する市民ミュージカルを観に、戸田市まで行ってきた。

自宅からだと乗り換えが面倒だけど、バイト帰りの池袋からだったので電車一本で行けて、こりゃ便利(笑)

その知人からは以前から公演の案内はもらっていたが、なかなか行けなかった。その中の一つ、この劇団の観劇は今回が初めてだ。
そしてミュージカルを観るのも本当久々な感がある。

ストーリーはオリジナルで、出演者は地域の小中高生が…40人くらい、大人が数名いた。
単なる学園ものかと思っていたら「魔王」がどーのいう話になり、そしてハッピーエンド…ま、舞台はやはりハッピーエンドが基本でしょう。
物語的には、まあ単純明快だけど市民ミュージカルならかえってこの位で十分かと思う。

関心したのはダンス。
小学生~高校生までが一緒に踊るのだけど…

振りが合ってる~!

現代は学校の授業でヒップホップダンスをやってる位だから、多少ダンスが出来るのは珍しくないが、それでもズレはあるもの。手を挙げる角度とか細かい所までピッタリ合っていた。小学生などは結構ズレたりして、しかしそこは市民劇団という括りで済ませてしまうものだが、見ていた限りではみな揃っていた・・・ダンスシーンとしては当然、と言われればそうなのだが、プロとは違いそれがなかなか難しいもの。

振り付け担当の人、大変だったろうな~(^_^;)

それと照明と音響。
ピンスポバンバン、ムービングも使っていたし、ピンマイクはおそらく10本以上…ああ、お金かかってるな~!
場面毎の切換も数多く、照明効果もとても良かった。

大人はさておき、こんな舞台に立てる子供たちは、さぞ幸せな事だろう。
戸田市市民ミュージカル、恐るべし~(笑)



ああ、そう言えば…

みすきも以前、所沢で市民ミュージカルに関わっていた。

離れて以来、その公演すら観ていないので今の状況はわからないが、当時と比べると、やはり戸田市の方が完成度は高いと思う…まあ、みすきがいた所はキャパ800という大きなホールでやるには貧乏劇団だったからな~(泣)

でもその分、戸田市には無い味がある…と制作まで関わった自分的には言っておきたい。

それは…

ズバリ!

手作り感だ~~~!!






(^_^;)


今回の舞台をあの頃と比較しても仕方ないが、出演者達の舞台にかける熱意においては所沢の方も決して負けないだろう。当時、自分はそのつもりでいたし、そこは今でも胸を張って誇れる点だ、うん。





ただひとつ
今、残念に思うこと…

先日もそう思ったばかりだが、いい舞台…ミュージカルではないヤツ…を観た後は「自分もあんな舞台に立ちたいな、あんな舞台を作りたい!」と思う。
同様に以前なら、いいミュージカルを観た時にも、自分もあんな舞台を作ってみたい!この劇団であんな舞台を作りたい!!

そう思ったものだった。(みすきのミュージカル的ベースは「夢から醒めた夢」、あんな舞台を作りたいと思い続けて「王様の耳はロバの耳~銀杏版~」を書いた)

だけど…

今回はそれが全く無かった。

今日の舞台が、自分の琴線に触れなかったのか?いや、そんな事はない。いい刺激を受けた。では、あの劇団を離れたために、ミュージカルに対する気持ちが冷めてしまったんだろうか


う~ん…

おそらく、後者なんだろう(´Д`)



観終わった今、そんな寂しさも感じながら帰る道程。立ち寄った立呑屋で呑むチューハイがやけに胃にしみたのも、そのせいかもしれない…。


今は訳あって役者休業中の身
舞台に対してのフラストレーションが溜まりまくっている昨今、それを舞台を観ることで発散させたいなと思ってはいるが、やはり逆に舞台やりたい感が日々募っていく。
とりあえず復活まではあと数ヶ月、かなぁ。

ああ、舞台やりたい~!映像に出たい~!


そんな今年もあとわずか…