毎年思うこと。
七月七日の空模様は、なぜにモノトーンなのかと。
天候、宜しくないな、、、と。
で、織姫と彦星の身になって考えてみると、なんとなく納得できる。
この日、地上の人々は笹の葉に願い事を書いた短冊を飾って、誰もが夜空の天の川あたりを見つめて祈ったり、ロマンチックな気分に浸ったり、嬉しさを求める。
はたまた、やり場のない人々が、身勝手に妬んだり恨んだりして、七月七日の夜空を睨み付ける。
織姫と彦星は、この時期にしか会えないのに、はたからやいのやいの勝手な思いが飛んできたら鬱陶しいし、謂わば耳障りな感じだよね。
自分たちのことで精一杯だろうし。
だから、雲や雨で夜空を隠しちゃうのだと思ったりする。
きっと、織姫と彦星は優しい二人だからそんなことはできないので、二人を見守る神様の仕業な気がする。
だから七月七日の空模様がぱっとしなかったら『水入らずで、幸せなひと時を!』と、織姫と彦星に願いたくなる。
七夕の
見えぬ夜空の
幸願う