走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

やる気ある職場作り

2017年08月16日 | 仕事
この方のブログでなるほどと思った。やらされている感が半端ではない、生活の糧の企業囚人とは痛いお言葉。これは日本で働く人の事。

この方が書いているように北米では転職は良くあること。新しいチャレンジを求めて!条件の良い仕事へ!やりたい仕事へ!こんな理由で転職をします。成人してから大学へ戻る人だっているし、就職時期だって日本のように決められていないので、大学を済ませて旅行を(2-3ヶ月とか1年)してから就職もあり。年齢なんて全く関係ありません。実力重視ですから。

日本で看護師をしていた時は勤務移動があり、本人の希望なんか関係なしで上が決める。私も5年脳外科で働いた後に呼吸器科に移ってね、だった。カナダに来て驚いたのはそう言う強制移動はなく、自分で動きたければ動くと言う事に驚いた。だから職場が嫌になったりマンネリ化したり学びが少ないなと思ったら他の科に移る。もしくは上を目指す。フルタイムからパート、カジュアルと働く時間数だって変える。違う言い方をすれば好きだからそこにいる。そう言う職場の選択なのだ。

日本で退職する時も3月か6月末にしてね、と言われた。新人さんが4月に大量就職するからだ。もちろんこちらではいつでも好きな時に退職、転職、就職ありです。ただし2-4週間前に報告しなければなりませんが。

責める人もいなければ嫌味を言う人もいません。だってこれが当たり前だから。選ばれるのではなく自分で選ぶ仕事。その方が満足度も高くなり、離職も減るのでは?自分で選ぶからやらされ感がないのです。こう言う風習が日本に根付くのは無理なんでしょうか?

はいはい、わかっています。個を大切にする北米。団体の機能性を重視する日本。根本的な違いがここにあるんですよね。それでもあえて言いたい。例えば看護師さん。せっかく取得した免許を活かしたいと思いませんか?受け入れる側が柔軟になれば看護師不足は防げるのでは?やりがいのある職場へ。

モナーキと呼ばれる蝶々です。



裏側


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