走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

AIによる余計な心配

2024年03月02日 | 仕事

ついに出た。


AIに聞いたらOOOと出てきた。だからXXXして欲しい。


と患者に言われた。そしてこの彼とても落胆している。AIに言われたことをまに受けてショックを受けている。



あらららら、、、


今出回っているAIはliterature AIというもので言語、文学から学んでいる。 大量に文章を取り込んでデータベースを大きくしていっている。しかしこれは医学とは異なる。だから落ち込む必要はない。


伝えると、AIは絶対だ!と言う。


そうなのだ。AIほど自分の意見に100%自信を持って言う人間はいない。AIは完璧だ!と言わんばかりの口調な部分も医学に不適切なところ(医学に100%はありませんから)。


あちこちで医学への利用を研究しているのは事実だけれど、医学に使えて、一般人用には出回っていない。ここは間違えないように。


彼には今何をするべきかを話し、理解してもらえました。


これからこんな主訴が増えるのだろうな、と思った瞬間でした。


冒頭写真: アイスランドの夕日


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