走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

記録監査2021

2021年01月27日 | 仕事
年に一度の記録監査。ランダムに10冊選び評価していき、最終評価は年間計画評価の中に入る。免許更新にも必要とされること。

ここ3年同じ人を監査し、同じ人に監査されている私。私はとても良い評価をもらったのだが、どうしたのか?!そのNPの記録が、、、、私より半年遅れで卒業したNPなので経験年数もほぼ一緒。

ランダムに10冊となっているが一応リストももらっている。なのでその分だけでもしっかり書き込むこともできる。なのに、、、

10冊中6冊ぐらいが、ちょっとこれやばいんじゃない?と思うぐらい記録の内容が、、、

記録、記録と言います、診断と治療をするものにとって、その過程がクリアでガイドラインに沿っていて、安全かどうか?と言う視点で監査をします。

10冊終えたところでそのNPと電話でいろいろ聞いてみることにしました。だって私側のミスで大切な記録を見逃している可能性だってあるのだから。

そうであって欲しいと願いながらNPとのミーティング。しかし私の疑問は全て的中していた。私はそのNPのボスでもないので同僚としてフィードバックをあげるだけ。言葉に注意しながら、その重要性について話した。

Make sense とNPは反論もなければ、指摘してくれてありがとう〜 と言う。良かった〜胸を撫でおろす。だってポジティブフィードバックって言うけど、この場合できていないところを伝えなければならないから、簡単ではありません。臍を曲げる人がほとんどです。そのNPの懐の大きさに感謝したのであった。

一冊ずつの評価にはセクションごとにしっかり書いたけれど、最後の総合評価ではやんわりとした表現で書いておいた。もう彼には伝えたから、それで良いやと。

毎日忙しくしていると知らぬ間に脱線してしまったり、盲目になってしまったり、ありありなのです。よってストレスが高くても記録監査って大事だよな〜と思うのであった。

冒頭写真:我家の玄関。帽子やジャケットを引っ掛けるはずがマスクのコレクションになっている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。