読書
2011-10-19 | 日記
昔はそこそこ読んでいたんですが、このごろは読書にあてる時間もあまりないです。
(休日をろくでもないことに費やしているためです)
先日、図書館で借りてきた本をやっと土曜日に読破しました。たった200ページの本ですけど。

リチャード・ペック「ミシシッピがくれたもの」(原題 The River Between Us, Richard Peck)
内容
15歳の僕は初めて父の故郷を訪れた。
ミシシッピを見下ろす「デビルズバックボーン」と呼ばれる丘にある家で、
僕は祖母から少女時代の思い出を聞かされる。
アメリカの歴史の秘められた深部。
ミシシッピの幽霊の話、亡き妹の話、南北戦争の話、
そして南部から逃げてきた二人の謎の少女のこと。
忘れられない夏の一週間が過ぎ、少年は大人になった。
ミシシッピなので読書のBGMはこれにしますかね。

「Kern & Hammerstein, Show Boat, 1994 Toront Cast Recording」
ショウボートあたりから一気に読めました。最終章が良かったです。
ネタバレ・レビューを見てから読みましたが、それでも満足度100。
最終章については語りたいところですが、この本はネタバレがないほうがいいと思うので。
最終章の「一滴」という表現は、こういう内容の話ではよく出てきます。
上のミュージカル「ショウボート」でも印象的なシーンがありました。
ボートの歌手夫婦(妻がこの本でいうところのセイレンにあたるのかな)が
ボートに乗り込んで来た保安官に「血が一滴でも混じっていれば黒人だ」と詰問され、
この州では黒人と白人の婚姻は認められないとボートから追い出されるところです。
当時は「One Drop Rule」と言って1/8くらいまで制限があったようですね。
「時はミシシッピ川のようなもの、いつも同じ方向に流れるものだ」。今日の1曲
ミュージカル「ショウボート」より「オールマンリバー」。
オールマンリバー(Old Man River)とはミシシッピ川のこと。舞台では黒人船員が歌う。
最後のほうの歌詞は
オールマンリバーは(俺たちの苦しみを)きっと知っている
だけど何も語ることはない
~
もうくたびれ果てたよ。もう頑張ることにも疲れた
生きることにも疲れ果てた。でも死んでしまうことも恐いんだ
オールマンリバーはそれでも何も言わず流れてゆく
果てることなくただ悠然と流れてゆくのみ
(休日をろくでもないことに費やしているためです)
先日、図書館で借りてきた本をやっと土曜日に読破しました。たった200ページの本ですけど。

リチャード・ペック「ミシシッピがくれたもの」(原題 The River Between Us, Richard Peck)
内容
15歳の僕は初めて父の故郷を訪れた。
ミシシッピを見下ろす「デビルズバックボーン」と呼ばれる丘にある家で、
僕は祖母から少女時代の思い出を聞かされる。
アメリカの歴史の秘められた深部。
ミシシッピの幽霊の話、亡き妹の話、南北戦争の話、
そして南部から逃げてきた二人の謎の少女のこと。
忘れられない夏の一週間が過ぎ、少年は大人になった。
ミシシッピなので読書のBGMはこれにしますかね。

「Kern & Hammerstein, Show Boat, 1994 Toront Cast Recording」
ショウボートあたりから一気に読めました。最終章が良かったです。
ネタバレ・レビューを見てから読みましたが、それでも満足度100。
最終章については語りたいところですが、この本はネタバレがないほうがいいと思うので。
最終章の「一滴」という表現は、こういう内容の話ではよく出てきます。
上のミュージカル「ショウボート」でも印象的なシーンがありました。
ボートの歌手夫婦(妻がこの本でいうところのセイレンにあたるのかな)が
ボートに乗り込んで来た保安官に「血が一滴でも混じっていれば黒人だ」と詰問され、
この州では黒人と白人の婚姻は認められないとボートから追い出されるところです。
当時は「One Drop Rule」と言って1/8くらいまで制限があったようですね。
「時はミシシッピ川のようなもの、いつも同じ方向に流れるものだ」。今日の1曲
ミュージカル「ショウボート」より「オールマンリバー」。
オールマンリバー(Old Man River)とはミシシッピ川のこと。舞台では黒人船員が歌う。
最後のほうの歌詞は
オールマンリバーは(俺たちの苦しみを)きっと知っている
だけど何も語ることはない
~
もうくたびれ果てたよ。もう頑張ることにも疲れた
生きることにも疲れ果てた。でも死んでしまうことも恐いんだ
オールマンリバーはそれでも何も言わず流れてゆく
果てることなくただ悠然と流れてゆくのみ