雨雨降れ降れ、母さんが、蛇の目でお迎え嬉しいな、と言う童謡が有りました。
蛇の目の傘を見る事はこの頃殆どありません。
新聞のコラムに、この歌は嫌いだったと書いた人がいました。
母さんは生活に終われ、子供を出迎えに行く時間が無かったとか。
私達の世代の殆どがこのような幼児体験を持っているのではないでしょうか。
考えると逆も考えられます。
小さな子供が1人帰っても、心配をするような事が無かった社会だったのです。
それでも母親に言われました。道草をすると人攫いが来るから、道草をしないと。
貧しい時代、道路歩く乞食はいました。ボロをまといふらふらと歩いていました。
遠くから眺め、怖いと思いました。60数年前の事です。
花の写真を載せました。名前は知りません。