小学校で英語教育をと言われて居ます。
私が小学校を卒業したのは昭和21年3月、小学校の2年12月から6年8月までは
戦争の真っ最中でした。英語は敵性語でいっさい使えませんでした。
二宮尊徳を敬い、楠木正成が絶対の軍人、天皇は現人神の時代です。
教科書を黒く塗りつぶした経験は同世代の方が皆経験しています。
煙草を吸う年では有りませんが、銘柄の記憶はあります。ゴールデンバットと言う
煙草がありました。これが金鵄に変わりました。
音楽の授業は、ドレミハは禁止です。ハニホヘトで授業を受けました。
中学に入学しました。英語の授業が始まりました。活字体、筆記体があると教わり
ました。大文字と小文字も教わりました。ABCなどの字を見るのは初めてです。
クラスに落第生がいました。彼が書くエイビーシーに見とれました。
ジイスイズアペンと教わりました。いきなり英文法です。ジスは主語、イズが動詞
ペンは目的語と教わりました。文法などは聞いた事も無いのです。
英語の授業は英文法の時間が殆どです。英語が嫌いになりました。
嫌々、仕方なく授業を受けました。耳から英語を覚えると言う授業はありません。
長女がが中学生になりました。子供に英語のことを聞かれたら困ると思い車の
カセットに英会話のテープを入れて、運転して聞いていました。
一向に上達しません。ある時同時通訳をする人の書いた本を読みました。
英語を覚える前に、自分の国の言葉をしっかり覚えなさいと書いてありました。
その時はうーんこれだと思い、テープを聴くのを止めました。
ジスイズアペンは、これは、です、ペンこれが文章通りの英語です。
日本語では有りません。ペンがあります。これはペンです。
教師が言いました、直訳と意訳があると。ますます英語嫌いになりました。
今はこれでは通りません。孫が言います。おい、バトルしようと。
パソコンは多少の英語の知識も必要でです。本来の英語の意味は関係有りません。
URL,OS,はすでに日本に帰化した状態です。
写真の登りのSHIMODAも読めなかった中学1年生でした。