気心は未だ若い「老生」の「余話」

このブログは、閑居の間に
「言・観・考・読・聴」した事柄に関する
 雑感を主に綴った呆け防止のための雑記帳です。

100de名著の番組考

2014-11-07 17:49:56 | 自学
当方は、何故か若い頃から所謂「お笑い番組}は好きではない。そしてTVの好みは、どちらかと云えばNHKフアンである。NHKの肩を持っ訳ではないが、確かにNHKの番組には観て為になる番組は多いと思う。
 
毎週1回(水)午後11時から25分間放送されている「100de名著」の番組もその一つである。Eテレによるこの番組では、古今東西の名著の内容が明快に要約され、月4回に分け計100分、女子アナと著名なゲストが、楽しく、わかり易く紹介して呉れている。 http://www.nhk.or.jp/meicho/
 
今月の番組では、中国明代末の儒学者、洪応明が禅宗の説を基に書いた語録風の随筆「菜根譚」が紹介されている。「100de名著」のこの特集番組は、2010年9月「一週間de資本論」の初放送以来続いていて、時々見ているEテレ視聴者にとっては隠れた人気番組になっているのではないかと思う。
 
年々本の字も読み辛いくなって来ている年齢的なこともあり、当方の読書意欲も低減中だ。だから、偶には聊か硬い番組だが、視聴覚的にも興味深いこの種の教養番組を観ることは、生涯学習上も大いに有意義なことだと思っている。週1回だが、秋の夜長、「100de名著」の視聴は、老生にとっては、心を豊かにして呉れる一服の清涼剤でもある。