毎日、飽きることなく日記を書いている。この日記歴は、今月末で満15年になる。長いと思えば長いし、反面未だ15年ではないか・・と思う時もある。世間には何十年も書き続けている人もいるからである。このまま書き続けたとしても、年齢的に長くてあと10年は続かないかも知れない。
使っている日記帳は、月日と曜日のみ印字された新潮社発行の「マイブック」と称する文庫本紛いのものである。大変使い易いし、便利である。纏めて2・3日分書く時もあるが、白紙の頁はこれ迄一頁もない。書く事が嫌いではないことも継続出来ている理由の一つだろう。
4~5年前までは、小文字風の字体で書いていた。だが視力の低下で自然に字体も大きくなり、日々書く字数は、250~300字程度になってしまった。
題材は、内外の時の話題・その時々の所感・雑感・親戚・知友人・孫達等に関すること等見聞きしたり、感づる事柄は日々多々あるものである。なので何を書こうか思案したことはない。その日書くべき見出しさえ決めれば、後は躊躇なく書けるので、書く事に何の嫌悪感もない。
書きはじめのそもそもの動機は、①老化に伴うボケ防止②在りし日のことを文字化して自分史とする。③一人しかいない孫の誕生以来の成長振りを時折書きとどめる。そんな意図で始めた。字忘れの度に辞書で確認したり、書きたい話題に関する知らないカタカナ言葉や時事用語等の意味は、必ずNetで調べる。そんな習慣が身についていることもあってか、お陰様で未だボケの兆候は殆どない。日記を習慣化して良かったことは、このボケ防止効果であろうと思う。
強いてもう一つの効果を挙げれば、書く事が「心の浄化と活性化」に繋がっていると思えることだろう。その理由は、書く際に、己が何をどう感じたか、毎回暫しだが自問や反省の気持ちが出るからだと思う。
今年も、諸々の異変・波乱・不条理があり過ぎたし、残り少なくなって来た。当方は、今月中旬から、病気治療のため入院の予定だ。だから、一寸早めだが、これが今年最後のブログ更新になるだろう。何の取柄もない老生だが、当の本人は、来年も飽きもせず「マイブック」に、「老生の余話」を書き綴けることだろう。