養老孟司と内田樹の対談をまとめた「逆立ち日本論」と言う本があります。大学教授というのは、とかく物事をひねくって見る傾向がありますが、なかなか面白い対談集です。いちど目を通しただけでは、理解できない会話がたくさんありますが、物の見方や、考え方について、参考になります。
真実が判らないことを、英語で「RASHOMON」といいます。これは黒澤明監督の映画「羅生門」から生れた言葉だそうです。3人の証言がそれぞれ違い、どれが真実か判らない、欧米社会では「だれが真犯人か」の追求がはじまるべきなのに、ここで終わってしまう。真実は1つと言う欧米社会には、「ほんとうのことは、なにもわからない」と言う、日本の伝統文化にカルチャーショックを受けたのが、映画「羅生門」だという見方もあるのです。
ユダヤ論から環境問題まで、話は広範囲に富んで、勉強になります。
真実が判らないことを、英語で「RASHOMON」といいます。これは黒澤明監督の映画「羅生門」から生れた言葉だそうです。3人の証言がそれぞれ違い、どれが真実か判らない、欧米社会では「だれが真犯人か」の追求がはじまるべきなのに、ここで終わってしまう。真実は1つと言う欧米社会には、「ほんとうのことは、なにもわからない」と言う、日本の伝統文化にカルチャーショックを受けたのが、映画「羅生門」だという見方もあるのです。
ユダヤ論から環境問題まで、話は広範囲に富んで、勉強になります。