はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

いざ新たなジャンルへ

2011-04-07 | Weblog
 
4月7日(木)くもり
 
アマゾンで注文していた本がようやく届いた。そして早速読んでみた。

 
山月記 中島敦

何かスゴい文学作家って写真
か、一歩間違うと変●者っぽい。
典型的な牛乳瓶眼鏡に胸きゅん。
 
山月記は唐の時代に書かれた【人虎】として知られる中国の変身譚を元にしているのだそう。
変身譚(へんしんたん)とは、人間が異性や、動物や植物などの人間以外のものに変身するという
神話・物語・伝説のことなんだって(ウィキより拝借)
 
むかしむかし、李徴(りちょう)という秀才がおったそうな、
しかしながら片意地で自尊心が強く、役人の身分に満足しておらず
官職を辞め、詩人として名を残そうとしたが、にっちもさっちも
というより才能がなく挫折。
小役人となって屈辱的な生活をすることになった。
あるとき地方へ出張に行った際に発狂し、山へ消え行方不明になった。
で、実は虎になっていたという話なわけだ。
 
ケモノの繋がりな作品。
このような本を読むのは初めてで、多少抵抗があった。
古典的なものってのが、どうも苦手ジャンルだったんだけど
読み始めると、さらりさらり進む。
読める様になっている自分に、人間成長するもんだなぁと実感した。
 
原作とはちょっと違うらしいんだが、
そんなことはどうでもいい。
自分の中のケモノが蠢かないよう(そもそも無理だが)
意地を張らず、謙虚に行きたいものである。
 

ケモノというからには、やはり虎でなければ物語として成り立たないような気もするが、、、
自分だったらどんなケモノなんだろうかって想像してしまうし妄想もしてしまう。
 
 
かわいらしいケモノでありたいものだ。
 

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