はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

髪を切ること

2011-04-22 | Weblog
 
4月22日(金)くもり
 

イメージ写真は我らがカリスマ、そして美容室のパイオニアのお店より勝手に拝借 Sqrta
 
久しく髪を切っていない。
前に美容室に行ったのはいつだろうか。
あ、2月の結婚式に招待していただいた時、セットで行ったか。
とはいっても、髪を切ってもらうために美容室へ行ったのは
遥か遠く昔のことのように思われる。
去年の夏だった気がしないでもない。
伸ばすと決めたからには、心変わりするケモノには
美容室の扉は開けてはならない扉である。
今、美容室に行ってしまえば、迷わず短くしてくださいと言える自信がある。
伸ばす心は一瞬で様変わりするのだ。
美容室には、リフレッシュしてしまいたくなる空気が漂っている。
中に入り、外に出るときは、少なからずスッキリするもんだ。
お風呂のドアみたいに、ナゼかしらそんな効果を持っている。
シャンプーしてもらいたい。
スッキリしたい。
美容室への扉は魔法のドアとも言えるかもしれない。
しかし、今のケモノには誘惑の扉である。
 
 
 
ということで、
読んだ本のご紹介。

【カツラ美容室別室】山崎ナオコーラ
 
作家名もインパクトあるけど、カツラ美容室にプラス別室が付いている。
どちらもなかなか異彩を放っているのである。
 
カツラの桂さんがやっている美容室
そこを舞台に物語が始まる。
髪を切る事がメインではなく、あくまでも美容室をとりまき時間が流れる。
一年が、いとも簡単に流れる時間であり、
人の時間が一瞬であることを、軽いテイストで描かれている。
山崎ナオコーラさん独特の世界観が溢れている。
カツラをかぶった桂さんって時点で、もうつかみはがっつりである。
さらりと読める、人についてのお話でもある。
時間と空気感は、なかなか独自のものなので
あぁ、こんな小説もあるのかと勉強にもなるのです。
 
 
人はいろんな事を、リセットしつつスタートをきっているのかもしれない。
美容室は人の余分な部分をそぎ落とし、スタートさせる力があるのかもしれない。
そう考えると素敵な場所である。
 
 
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