4月22日(金)くもり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/df/ea5135abf480430ef1c342770173c37d.jpg)
イメージ写真は我らがカリスマ、そして美容室のパイオニアのお店より勝手に拝借 Sqrta
久しく髪を切っていない。
前に美容室に行ったのはいつだろうか。
あ、2月の結婚式に招待していただいた時、セットで行ったか。
とはいっても、髪を切ってもらうために美容室へ行ったのは
遥か遠く昔のことのように思われる。
去年の夏だった気がしないでもない。
伸ばすと決めたからには、心変わりするケモノには
美容室の扉は開けてはならない扉である。
今、美容室に行ってしまえば、迷わず短くしてくださいと言える自信がある。
伸ばす心は一瞬で様変わりするのだ。
美容室には、リフレッシュしてしまいたくなる空気が漂っている。
中に入り、外に出るときは、少なからずスッキリするもんだ。
お風呂のドアみたいに、ナゼかしらそんな効果を持っている。
シャンプーしてもらいたい。
スッキリしたい。
美容室への扉は魔法のドアとも言えるかもしれない。
しかし、今のケモノには誘惑の扉である。
ということで、
読んだ本のご紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/49975b1ca53035e7264d96ced3af06c1.png)
【カツラ美容室別室】山崎ナオコーラ
作家名もインパクトあるけど、カツラ美容室にプラス別室が付いている。
どちらもなかなか異彩を放っているのである。
カツラの桂さんがやっている美容室
そこを舞台に物語が始まる。
髪を切る事がメインではなく、あくまでも美容室をとりまき時間が流れる。
一年が、いとも簡単に流れる時間であり、
人の時間が一瞬であることを、軽いテイストで描かれている。
山崎ナオコーラさん独特の世界観が溢れている。
カツラをかぶった桂さんって時点で、もうつかみはがっつりである。
さらりと読める、人についてのお話でもある。
時間と空気感は、なかなか独自のものなので
あぁ、こんな小説もあるのかと勉強にもなるのです。
人はいろんな事を、リセットしつつスタートをきっているのかもしれない。
美容室は人の余分な部分をそぎ落とし、スタートさせる力があるのかもしれない。
そう考えると素敵な場所である。
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