第3号となりました。
前号では投稿したあとで、行間移動が変な事になってしまい、お読みづらくなった事申し訳ございませんでした。慣れない操作の為、ご迷惑をおかけ致しました。
さて、今回は、九九の活用術で、割合指導を易しく進める事ができる方策と、[1あたり量の大きさ」で習う、単位の決まりを生かした、文章問題に対処のできる方策を、述べてみたいと思います。
割合で、基準となる数字は1であります。1はごく簡単な数字なのですが、この1が割合の理解を妨げる元凶となっていることは、皮肉と言わざるを得ません。
利息計算・売価の割引、割り増しに出てくる(1+0.05)の時の1の指導法。線分図を描いた時の1の指導法。この1を理解出来なくて、この種だけでなく算数そのものを苦手にしてしまう、危険性がある事にきづいてほしいものです。この項目は、教え方ひとつで凄い差が出るという点に注意すべき事です。理解が遅れている、あるいは遅れた生徒に,タイミングを失うことなく適切に指導する必要があります。この点については次回に、説明を書きたいと思っています。不慣れなPCのため、図示がうまくいくかどうか分かりませんが、頑張ってみるつもりです。
この1の説明には、九九表が一番分かりやすく、2年生で習う際に、少し「わりあい」という言葉だけでも教える事が出来たらと思う事がよくあります。繋がりを身に付けさせる接着剤となるからです。 2x1=2 3x1=3 4x1=4 5x1=5 6x1=6
7x1=7 8x1=8 9x1=9 この九九を抜き出して考えさせます時に、どこがどう違いますか!!と。 また、同じような所もありますね!!と。 生徒は、真剣に考えます。・・・・・・・・・・・・意見をもらいますと、どれも、もと・こたえが同数字。
どれも、まんなかが1ばかりと答えが返ってきます。これでいいんですね。 ここが、わりあいのことばを教えるgoodタイミングだと思うんです。 1のかけざんは、みんな、もととこたえが、おなじときづいたんですね!それでは、
2のだんをみてください。2x1=2 2x2=4 どのようにかわりましたか? 1が2にふえました。ふえたら、こたえはどうですか?・・・ふえています。 そうですね。それでは反対にみてください。2x2=4 2x1=2 どうですか?・・・・・へりました。そうですね。へりましたね。このように、ふやしたり・へらしたりすることと、この場所が{わりあい}と言いますのでおぼえておいてください。ぐらいは、2年生でも可能だと思います。6年生でも、中学生でも、この{わりあい}の位置・場所が、理解されていない現実がある事を指摘しておく必要があります。
この、{わりあい}の位置・場所が分かることこそが、算数全般を繋げる命なのです。
3x5 と 5x3の違いは、答えが同じでも、[わりあい]が違うのです。
これらの事を基準として、一あたり量の大きさへと繋がっていきます。一あたりでいくらと言うように問題が設定される学習が、これですが、これは、文章問題の基本となり、好き嫌いの分岐点です。おろそかにしてはいけません。しかし、[割合]を、しっかり分かれば仮に遅れをとっても心配はいりません。たった20~30分の時間を掛ければ、理解させられる方策があります。[割合]の意味がまだ呑み込めていない方は、ぜひ、九九の意味理解から入って頑張ってください。この点に関しては、私自身かなりの自信を持っています。1時間もあれば理解到達までもっていけると思います。
明日から、岡山県美作市小長の地域集会所で、ボランティア 算数学習会を4時30分から毎週水曜日に、開催していきます。もちろん無料指導です。
5・6年生で、基本的な文章問題を解けないでお悩みでしたら、パソコンまたは、ナビゲ-ションなどで調べてお越しください。残念ながら、携帯℡この場で書き込みできません。1回だけの勉強機会だけでも大丈夫です。
塾に行っている方はご遠慮戴いて、その他の方で純粋でお困りでしたら、いつでもご相談させて頂きます。ご遠慮なく申しつけください。すべて無料です。費用一切いりません。
もう少し、一あたり量の事を書くつもりでしたが、今回は、この辺で終わりにさせて頂きます。
次回は、一あたり量の説明から入って、文章問題の具体例での、解き方を集中的にしてみたいと、思っています。実際、文章筆記での説明は、難しく途中でよく脱線してしまい、意味不明なこと多々あると思いますが、あらかじめご了承ください。