前号で”先生、もうそろそろ(は)(じ)(き)の利用を取り止めた方が・・・”と、述べました。
この先生の意味は、学校の先生に限定した事ではなく、保護者の皆様も地域の指導的立場に立っておられる方も教えることの出来る同級生も含めて、先に理解が到達されておられるすべての方を総称して、使用させて戴いた言葉ですので、どうか誤解なされないように、ご理解下さい。
この様に色いろな形で先生がおられますが、その先生役を演じられる時に、算数[速さに関係する問題]において、(は)(じ)(き)の言葉を使った指導より、割合で持って指導する方が、整合性、効率面など算数全般繋がりがあって、有利ですよという意味で提起させて戴いております。
その昔に、小学校で指導を受けた(は)(じ)(き)が、分かりやすかったので、公式を暗記させるのに、(は)(じ)(き)を使っての指導を現にしている小学校教師と、出会いました。
問題は、見当たらないとの事でしたが、確かにこれを利用して、速さx時間=距離(道のり)の問題については、解けたとして問題は無いと思います。が
アンケートに答えて戴いた皆様に、割合手法で説明を求めると90%を超える方々が、[割合は苦手]という事で、その説明は戴けませんでした。
私は、この現象がごく普通であると感じています。割合と聞くと殆どが逃げる現象。大人も子供も。なぜだろうか?[割合]って役に立つし、面白いのに!
私は、この点について、公教育での説明不足(時間を十分にかけられない)と、各単元の割合の関連性の指摘不足、そして全国共通の系統化された指導法の欠如等、早く手を打って欲しいと考えています。
2x1=2で何が分かるでしょうか?
1. 2が1回で答えが2
2. 1を、かけたので基の数と答えの数が同じ
3. 1を、かけているので、1あたり量が2と分かる
4. 基の数2は分母に、答えの数は分子にして 2/2=1 割合1であってます
5. 23x1=23 2000x1=2000 5603x1=5603 0.78x1=0.78
1のかけざんの答えは、みんな基の数と同じだね!
すると、10000x(1+0.05)の時の、1の意味は、10000だと言うこと分かって来るよね! +0.05は、基の数10000を少し増やしましょうと言う意味の、割合ですよね
2 x 1 = 2 この九九ひとつで、これだけの意味が分かるんです。
この他、文章問題も作れますし、比例の問題の x ・ y の表も作れます。ひいては、グラフもつくれます。 割合を分かりやすく、正しい理解まで導けば、誰でもが割合を苦と思うどころか、楽しさに変わる事明白です。
小六でも中学生でも遅くないですよ!十分間に合います。
上の説明で分からない時は、まだ他の方法もあるんですよ。
各単元、途切れさせた授業は、難しさを残す。
次回は、今回のことを捕そくしながら新しい意見などを述べて行きたいと思います。