西にに向かって歩いてつきあたりを左に折れて細い道を歩いてゆきます。
そこに京都らしい家。
ゴロゴロゴロと、雷鳴が聞こえてきます。
空を見上げると南の方に黒い雲。
少し急いで歩いてゆきます。
民家の庭に赤い実をつけた樹。サンゴジュ?
ここを右折すると、相国寺。
道の両脇に相国寺の塔頭が並びます。
公開はされていないので門からちょこちょこ撮影。
塔頭から空に向かって咲く、白いサルスベリ。
暫く行くと、右手に浴室。
さらにその南には鐘。
まだ雷鳴は続いています。
左手に大きな法堂。
東に向かって法堂の北を歩いてゆくと、承天閣美術館への入り口。
美術館への道は緑が一杯です。
美術館が見えてきました。
美術館の入り口の向かって左にソテツ。
今回の美術展のチラシです。
七月八日に前期展示を観に来ているのですが前期・後期完全入れ替えなのでまた観に来たわけです。
展示は6章にわかれています。
第一章:江戸浮世絵の誕生ー初期浮世絵版画
無款(杉村治兵衛)、一の谷合戦の平敦盛
無款(鳥居清信ヵ)、市川役者の鬼打豆
第二章:錦絵の創生と展開
鈴木春信:お百度参り
勝川春章:九代目市川羽左衛門の暫
第三章:黄金期の名作
喜多川歌麿:名所腰掛八景 すだれ
勝川春英:とら屋虎丸 嵐龍蔵
歌川国政:二代目中村仲蔵の松王丸
これはちらしの一面にも使われていますね。
第四章:精緻な摺物の流行とその他の諸相
岳亭:龍虎二番
渓斎英泉:日光山名所之内 素麺之瀧
歌川貞広:三代目尾上菊五郎の幽霊薄雲
第五章:北斎の錦絵世界
富嶽三十六景 凱風快晴
富嶽三十六景 山下白雨
富嶽三十六景 隅田川関屋の里
詩哥写真鏡 木賊苅
第六章:幕末歌川派の隆盛
歌川国貞:役者判じ物 四代目瀬川路考
三代目歌川豊国(歌川国貞):小柳常吉、秀の山雷五郎、荒馬吉五郎
歌川国芳:亀喜妙々
亀の顔は有名な役者のようです。
例えば右下隅の大きな亀は四代目中村歌右衛門。
甲羅に描かれている模様は裏梅模様。歌右衛門の家紋です。
歌川広重:東海道五拾三次 蒲原 夜之雪
歌川広重:六十余州名所図会 阿波 鳴門の風波
歌川広重:名所江戸百景 大はしけあたけの夕立
これはゴッホも模写した有名なものですね。
この浮世絵には初摺、後摺で大きな違いがあるそうです。
この初摺には対岸にある御船蔵(白い壁の建物)、対岸の水面に2艘の小舟が見えていますが、
後摺ではほとんど見えないとか。
前期・後期を通して浮世絵についての知識が深まった気がします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます