涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

国立文楽劇場で11月文楽公演

2019-11-21 21:13:54 | 観光地

 

日本橋駅から地上へ上がって、少し歩くと文楽劇場。

 

玄関前の太い柱に今回の演目の写真が貼られています。

向かって左側が夜の部の仮名手本忠臣蔵の山科閑居の場の母戸無瀬と娘小浪。

 

向かって右側が昼の部の心中天網島の遊女小春。

 

柱の裏にはカレンダーの宣伝。

 

劇場に入って正面に今回の演目の芝居絵。

 

かなり早く入ったので劇場1階をウロウロ。

入って右側にチケット売り場、その斜め前に大きな文楽人形の顔のモニュメントと食い倒れ太郎の文楽人形。

 

一階の売店で番付けを購入。

表表紙は大星力弥の着物の「白地錦亀甲唐花文野袴」、
裏表紙は大星由良之助の着物の「黒紋綸子鴈木袖羽織」。

 

次回公演は来年の正月の初春公演。
竹本津駒太夫が六代目竹本錣太夫を襲名することになるようです。

披露興行の演目は「形成反魂香」の「土佐将監閑居の段」、いわゆる「吃又(どもまた)」ですね。
「かか。ぬ、抜けた」の科白も有名ですね。

 

そして、竹本津駒太夫の師匠である竹本津太夫の家に伝わる名品が一階の資料室で展示されていました。

 

入場開始となったので2階の劇場へ。

上る階段・エスカレーターの上につり広告。

 

上がりきったところにある「曾根崎心中」の道行きの場の浄瑠璃の文句。

「この世の名残り 夜もなごり 死に行く身をたとふれば 仇しが原の道の霜~」が書かれた額。

 

ロビーでくつろいでいると、令和元年台風第19号の被災者への義援金の募金が始まりました。
吉田玉男(二代目)さんや吉田和生さんが人形を遣っておられます。

 

 

そして、豊竹咲太夫さんのサイン入り、「心中天網島」のDVD本を、ご本人、豊竹織大夫さんが販売中です。

 

その後ろの「三番叟」の人形。

 

第一部開演の前に幕開き三番叟があって。

一部が終わって二部が始まるまで、2階ロビーで待機です。

二部は三回にわたって「仮名手本忠臣蔵」が通し上演され、今日はその最終回です。
三回連続して観劇すると、記念品がもらえます。

一部と二部の間、二部の長い方の休憩時間に2階ロビーで引き換えです。

 

 

桐竹勘十郎さんのデザインの手ぬぐいです。

 

昼食は2階の売店で柿の葉すし。

以前はたしかゐざさの柿の葉すしだったと思うのですが、今日はたなかの柿の葉すしでした。

 

仮名手本忠臣蔵の通し公演は、平成元年から文楽観劇を始めた自分は平成六年、十年、二十四年のそれぞれ11月文楽公演で見たことがあるのですが、
十段目と十一段目は観たことがありません。

なのでDVDと

本で予習しました。

 

DVDの方は平成十年の国立劇場での公演の録画です。

最初の部分を省略した上演です。
もちろん本の方には最初からの床本が載っています。

次回の公演のちらしがもう置かれています。

 

「日本博」のちらし。

文楽では「妹背山婦女庭訓」の妹山脊山の段の場面が映っていますね。
そうそう、琉球舞踊も前に国立文楽劇場で披露されましたね。

文楽カレンダーも購入です。

なんや忙しい一日でした。



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2 コメント

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Unknown (たいし)
2019-12-09 21:34:05
こんばんは。
今日、国立劇場で「一谷嫩軍記」を観てきました。
2時から5時40分まで正味3時間以上。
今回は足のしびれは起こらずにすみました。前半の終わり近くはウトウトしてましたが、後半は楽しめました。
国立劇場に足を伸ばして観劇されたということを以前にブログで読んだような気がしますが、僕は今回は2等席という、最後尾の席に座りました。オペラグラスで観ないと、人形の表情が見れません。やはり表情が見れると太夫の語りが自然と耳に入るようです。
文字幕を読まなくても、多少予習していたせいか、耳で聴けたのかも知れません。
開演前にロビーで台風9号の被災者向けの募金の呼びかけをしていました。ギリギリの残金しかなかったので、足を向けることができませんでした(素晴らしい芸を披露される方たちがいたかも知れないのですが、次回は協力させていただきたいです)。
9月の「心中天網島」以来なので、3ヶ月ぶりの文楽は、やはり浄瑠璃作者と太夫と三味線と人形使いの総合芸術という印象をもちました。世界に誇れると感じます。
それにしても、もっと床本をしっかり読みこめて、物語が頭にしっかり入れるくらいになりたいものです。
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一谷嫩軍記 (やじ)
2019-12-10 00:10:49
>たいしさん
チラシを見ると、二段目・三段目の上演のようですね。
歌舞伎でも文楽でもほとんど二段目・三段目で、一段目や四段目を観ることはほとんどないですね。

大阪の国立文楽劇場でも二等席は少しだけあって、最後尾の列とその前の列で32席もあります。

初春文楽は第1部
七福神宝の入舩
竹本津駒太夫改め
六代目竹本錣太夫襲名披露狂言
傾城反魂香
  土佐将監閑居の段
曲輪ぶんしょう
  吉田屋の段

第2部 
加賀見山旧錦絵
  草履打の段
  廊下の段
  長局の段
  奥庭の段
明烏六花曙
  山名屋の段

です。両方通しで観に行きますが、「明烏六花曙」は24年前の初春文楽公演で1度だけ観たことがありますがすっかりと忘れているので事前に再度床本を読まないといけませんね。
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