Jane Austen:ジェイン・オースティン狂
鑑賞&読書:第1弾
『Mansfield Park/マンスフィールド・パーク』
1814年刊行<1811~1813年執筆>長編小説。
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
<物語>
親が愚かな結婚をしたために、貧乏人の子沢山の家で育ったファニー・ブライス。
10歳の時に親戚の准男爵家に引き取られる。
虚弱体質で内気な少女は、叔母のいじめと、いとこ達のからかいにあいながら、
もう一人の叔母である准男爵夫人のお世話係として、ひたすら耐える日々を送る。
唯一の味方は、いとこのエドモンドで、ファニーは、彼の導きで読書の喜びを知り、
立派な道徳心を身につけた、感受性の豊な女性へと成長する。
そして、ファニーは、エドモンドに対して、尊敬と感謝と愛情が入り混じった恋心を抱くようになる。
<ちくま文庫版:訳者あとがき一部引用>
『高慢&偏見』の原作&映画をご存知の方は、
比べてしまうと主人公のキャラクターがえらく地味である。
賛否両論のこの作品、でも物語としては、やはり人気があるのも頷ける。
面白いのだ。
主人公が無個性と評価もあるが、それには、反論したい。
『虚弱体質で内気で無口&岩のように堅固な道徳心を持つ』と言うのも
りっぱな個性である。(と私は思う)
映画を2本観た後に原作を読んだのだか、
ーーーと言うのも、原作を先に読んでしまうと
どうしても自分のビジョンに合わないと観れなくなってしまう危険性があったからだが、
今回は映画が先で良かったと思う。
脚色多いし、そのシーンを飛ばしていいの?と
自分としては、有り得ないカットのされ方をしていたりして、
まぁ、あの分厚い原作をまんま映像化するのは難しいし、
まんまだとつまらないのも分かるが…
主人公の個性は変えてはいけないよね~。
違う物語になっちゃう
最初、この物語に出会ったのは、コチラ
↓↓↓
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
2007年、ITVテレビシリーズ作品。
Mansfield Park
<Luthi3n84さんよりお借りしました>
Mansfield Park - Trailer
<Logon Multimídiaさんよりお借りしました>
ファニー役の女優さんビリー・パイパー
<全英1位を獲得したこともあるポップ歌手で、その後、俳優に転身。
なんと!ポケモンの劇場版英語版サントラ提供しているらしい!>
けっして美人ではない。
そして、原作を読んで私が思い描くファニーではない。
でもファニーの繊細な心の模様を巧く演じていたように感じられます。
エドマンド役の俳優ブレイク・ リットソンは、私の原作のイメージに近いかなぁ~。
いや~、この俳優さん濃くて、目力あるので印象的。
最近では、BBCドラマ『ダ・ヴィンチ・デーモン』のリアリオ卿でおなじみ。
ジェイン・オースティンのBBCドラマ版『エマ』にも出演しています。
このミニドラマのファニーは、内気だけど元気なイメージ。
控えめだけれども自然児でハツラツとしていて、とても虚弱体質って感じではない。
叔母のノリス夫人(ファニーの母の姉で彼女をいじめる)に対して
ちょっと反抗的な態度をとったりする。これも???
エドマンドもすごく静かで穏やかな感じだが、原作ではもうちょっと情熱的だ。
だから、本当は、原作ファンは?かもしれない。
そしてなにより、ファニーが実家へ帰るシーンが欠けている。
これは、物語上、非常に大切なエピゾードなので、これを省くとは信じがたい。
まぁ、1時間半という短い時間にあの物語を凝縮するのは無理と言うもの。
そうそう!
ファニーの兄ウイリアム役はなんと、ジョセフ・モーガン!
<The Vampire Diaries、The Originals/クラウス役>
このファニーと兄のツーショットはかなり可愛かった
その次に観たのがコチラ
↓↓↓
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
1983年BBC製作:イギリス作品
なんと30年くらい前の作品!
DVDの映像の荒さや色褪せた方がそれを物語っています。
衣装も素敵なんですが、やはり、時代を感じさせます。
こちらは、1997年版に比べて、原作をほぼ忠実に映像化しています。
テレビシリーズなので、結構長いです。
DVD2枚分!
台詞もまんまの所がある。
ファニーもほんとうに地味だ。
役者が不細工って言う批評もあり
酷いな~と、私は、顔よりも動きが気になりました。
本当にとろそうなんだもの。不器用そう。
ダンスシーンとかもリズム感が無いぞ~頑張れ~って感じで。
あれが、演技だったら凄いと思います。
エドマンド役は、イメージじゃない。
ファニー似合ない!
兄のトムより老けて見えるし、かなり残念
ただ、他のキャラクターは、なかなかいい感じでした。
准男爵家夫人なんかもう、怪演!!!
最初はかなりゆるりとじっくりと話は進むのですが、
最後の方はあれよあれよの展開で。
でも原作もそうなんですよね~。
オースティン自体がこうねってあ~なってと
総仕上げみたいな感じで書き上げています。
それは、読者側の創造性を大切しにての手法なのかもしれないが、
私としては、しっかり描いて欲しかったなぁ。
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
他にも1999年版のミラマックスの映画版があるが、
これは、DVDレンタルがなくて、観れてませんが、予告編を観る限り、
原作とはちょっと違うニオイがする。
ファニーが魅力的すぎる!!!
↓↓↓
Mansfield Park (1999) HQ trailer
<zhukaiwwさんよりお借りしました>
こちらは、どうやら、舞台で演じられたらしい。
演出どうやったんだろう???
気になる所です。
↓↓↓
Mansfield Park Trailer (2013)
<TheatreRoyalBuryStEdさんよりお借りしました>
最近では、ラジオドラマが放映されたらしい。
ジェイン・オースティン出版200周年を記念、BBCラジオ放送。
2003年の脚色版。
すげぇ~なぁ。
なんとなんと!!!
従兄弟のエドマンド役とベネディクト・カンバーバッチが
長兄のトムをデヴィッド・テナントを演じています!!!
う~~~ん
イングリッシュ英語が耳心地いい~~~
↓↓↓
Mansfield Park - Episode 1/10
Mansfield Park - Episode 4/10
<Anupapaya Poopyさんよりお借りしました>
鑑賞&読書:第1弾
『Mansfield Park/マンスフィールド・パーク』
1814年刊行<1811~1813年執筆>長編小説。
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
<物語>
親が愚かな結婚をしたために、貧乏人の子沢山の家で育ったファニー・ブライス。
10歳の時に親戚の准男爵家に引き取られる。
虚弱体質で内気な少女は、叔母のいじめと、いとこ達のからかいにあいながら、
もう一人の叔母である准男爵夫人のお世話係として、ひたすら耐える日々を送る。
唯一の味方は、いとこのエドモンドで、ファニーは、彼の導きで読書の喜びを知り、
立派な道徳心を身につけた、感受性の豊な女性へと成長する。
そして、ファニーは、エドモンドに対して、尊敬と感謝と愛情が入り混じった恋心を抱くようになる。
<ちくま文庫版:訳者あとがき一部引用>
『高慢&偏見』の原作&映画をご存知の方は、
比べてしまうと主人公のキャラクターがえらく地味である。
賛否両論のこの作品、でも物語としては、やはり人気があるのも頷ける。
面白いのだ。
主人公が無個性と評価もあるが、それには、反論したい。
『虚弱体質で内気で無口&岩のように堅固な道徳心を持つ』と言うのも
りっぱな個性である。(と私は思う)
映画を2本観た後に原作を読んだのだか、
ーーーと言うのも、原作を先に読んでしまうと
どうしても自分のビジョンに合わないと観れなくなってしまう危険性があったからだが、
今回は映画が先で良かったと思う。
脚色多いし、そのシーンを飛ばしていいの?と
自分としては、有り得ないカットのされ方をしていたりして、
まぁ、あの分厚い原作をまんま映像化するのは難しいし、
まんまだとつまらないのも分かるが…
主人公の個性は変えてはいけないよね~。
違う物語になっちゃう
最初、この物語に出会ったのは、コチラ
↓↓↓
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
2007年、ITVテレビシリーズ作品。
Mansfield Park
<Luthi3n84さんよりお借りしました>
Mansfield Park - Trailer
<Logon Multimídiaさんよりお借りしました>
ファニー役の女優さんビリー・パイパー
<全英1位を獲得したこともあるポップ歌手で、その後、俳優に転身。
なんと!ポケモンの劇場版英語版サントラ提供しているらしい!>
けっして美人ではない。
そして、原作を読んで私が思い描くファニーではない。
でもファニーの繊細な心の模様を巧く演じていたように感じられます。
エドマンド役の俳優ブレイク・ リットソンは、私の原作のイメージに近いかなぁ~。
いや~、この俳優さん濃くて、目力あるので印象的。
最近では、BBCドラマ『ダ・ヴィンチ・デーモン』のリアリオ卿でおなじみ。
ジェイン・オースティンのBBCドラマ版『エマ』にも出演しています。
このミニドラマのファニーは、内気だけど元気なイメージ。
控えめだけれども自然児でハツラツとしていて、とても虚弱体質って感じではない。
叔母のノリス夫人(ファニーの母の姉で彼女をいじめる)に対して
ちょっと反抗的な態度をとったりする。これも???
エドマンドもすごく静かで穏やかな感じだが、原作ではもうちょっと情熱的だ。
だから、本当は、原作ファンは?かもしれない。
そしてなにより、ファニーが実家へ帰るシーンが欠けている。
これは、物語上、非常に大切なエピゾードなので、これを省くとは信じがたい。
まぁ、1時間半という短い時間にあの物語を凝縮するのは無理と言うもの。
そうそう!
ファニーの兄ウイリアム役はなんと、ジョセフ・モーガン!
<The Vampire Diaries、The Originals/クラウス役>
このファニーと兄のツーショットはかなり可愛かった
その次に観たのがコチラ
↓↓↓
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
1983年BBC製作:イギリス作品
なんと30年くらい前の作品!
DVDの映像の荒さや色褪せた方がそれを物語っています。
衣装も素敵なんですが、やはり、時代を感じさせます。
こちらは、1997年版に比べて、原作をほぼ忠実に映像化しています。
テレビシリーズなので、結構長いです。
DVD2枚分!
台詞もまんまの所がある。
ファニーもほんとうに地味だ。
役者が不細工って言う批評もあり
酷いな~と、私は、顔よりも動きが気になりました。
本当にとろそうなんだもの。不器用そう。
ダンスシーンとかもリズム感が無いぞ~頑張れ~って感じで。
あれが、演技だったら凄いと思います。
エドマンド役は、イメージじゃない。
ファニー似合ない!
兄のトムより老けて見えるし、かなり残念
ただ、他のキャラクターは、なかなかいい感じでした。
准男爵家夫人なんかもう、怪演!!!
最初はかなりゆるりとじっくりと話は進むのですが、
最後の方はあれよあれよの展開で。
でも原作もそうなんですよね~。
オースティン自体がこうねってあ~なってと
総仕上げみたいな感じで書き上げています。
それは、読者側の創造性を大切しにての手法なのかもしれないが、
私としては、しっかり描いて欲しかったなぁ。
<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/>
他にも1999年版のミラマックスの映画版があるが、
これは、DVDレンタルがなくて、観れてませんが、予告編を観る限り、
原作とはちょっと違うニオイがする。
ファニーが魅力的すぎる!!!
↓↓↓
Mansfield Park (1999) HQ trailer
<zhukaiwwさんよりお借りしました>
こちらは、どうやら、舞台で演じられたらしい。
演出どうやったんだろう???
気になる所です。
↓↓↓
Mansfield Park Trailer (2013)
<TheatreRoyalBuryStEdさんよりお借りしました>
最近では、ラジオドラマが放映されたらしい。
ジェイン・オースティン出版200周年を記念、BBCラジオ放送。
2003年の脚色版。
すげぇ~なぁ。
なんとなんと!!!
従兄弟のエドマンド役とベネディクト・カンバーバッチが
長兄のトムをデヴィッド・テナントを演じています!!!
う~~~ん
イングリッシュ英語が耳心地いい~~~
↓↓↓
Mansfield Park - Episode 1/10
Mansfield Park - Episode 4/10
<Anupapaya Poopyさんよりお借りしました>