僕の曾祖父、祖父、父親、みんな本を出している。
曾祖父、祖父は法律本だが、父親(磯田勇)が参加し書いた本がコレ。
これは2009年に復刊された本だが、元々は1945~47年のべストセラー本。『解禁 昭和裏面史」
毎日新聞社会部部長が著者になっているが、仲間と一緒に協力して作られた。
この本の印税で久が原の家を建てたと聞いている。
「日本はなぜこれほど愚かな戦争を行なったのだろうか、その因をさぐっていけば昭和の初めてにすでに芽があったのだ」(あとがきより)
張作霖の爆死事件は当時、報道管制が敷かれ国民には正確には知らされていなかった。
国際社会は日本の陰謀による事件だと言う事を知っていたが日本人だけは知らなかった。
事実を知ったのは、太平洋戦争終結後、
この本は戦前、戦時下に検閲制度によって記者が書けなかった事実を書いている。
当時、これを読んだ日本人はビックリしただろう。
事実はまったく知らされていなかったんだから。
だからベストセラーになったのもよく分る。
今の日本でも、これと同じ事が起こっていると言う事だろー。