鈴木信一著「800字を書く力」(祥伝社新書)がたまたま目について買った。
「書く前から書くべき文章の全てが用意されているわけではない。書きながら次に書くべき文を見つけて行く。
長い文章もこうした作業をひたすら繰り返すことで成り立つ」
文章は「書くと書ける」力が秘められている……全編を通じてそうしたことを主張している。
文章はたった一行でも書いてしまうと自動運転装置に導かれるように延々とこれを書き継ぐことが出来る。
文は情報が不足している、不足を補おう補おうとする力が働く結果「書くと書ける」
鈴木信一氏はこのことを自動運転装置、と表現されています。同感です。
もう一つ側面がある、と私は考えます。
パブロフの犬の条件反射同様、最初の一文がイメージを喚起し、
生命活動を始動させる、と云う側面も大いにある、
と云うのが私の考え方です。