12・7・10
躍動する
私が好きなジャズのスタンダードナンバーに
PretendとDreamがあります。
Blueな時はHappyなふりをしなさい、
本当にHappyになりなりますよ……と云ったような詩です。
DreamはBlueな時は夢を見なさい、夢はいつか実現しますよ……。
一言でいうと、落ち込んだ時の対処法です。
私の場合にBlueと云うよりもっと落ち込んだ気持ちの時、
これを聴こうと決めているCDがあリます。
パスカル・ロジェのピアノでドビッシーのアラベスクです。
この曲を聴くと落ち込んだ気分から立ち直って
「よし!やろう!」と云う気分になります。
「落ち込んだ時はこの曲を聴こう!」と決めていました。
大阪の内科小児科医藤森博先生は
「折り紙は「笑いと治癒力」と根本は同じ……」と云うようなことを仰っている。
「笑いと治癒力」第三章で
パブロ・カザルスとアルバート・シュバイツアーの偉大さを紹介するなかに両者とも
毎朝ピアノに向かいカザルスもシュバイツアーもバッハのピアノ曲を弾く。
落ち込もうが落ち込まないに拘らずバッハを弾く。
私はPretendとDreamの影響から、落ち込んだ時は聴こう、と決めていましたが、
落ち込むのを待つ必要はないことに初めて気づきました。
以来何時でも、特に朝この曲を聴くようにしました。
この曲には落ち込んだ気分を立て直す力がります。
平時の気分でこの曲を聴くと私の中の命の力が一層躍動します。