12・7・16
空気を吸うこと馴染むこと
六つの力のうち最後の能力については、
長い間、能力があるか無いか……判別基準だと思いこんでいた。
従って私自身、能力は無いと思い込んでいました。
天風師は六つの力について「潜勢力を発現するには……」
言い換えれば元々ある、元々あると云うことが大前提です。
そうした力を発現するにはどうするか……というのが少し乱暴に言えば心身統一法でしょう。
呼吸操練、統一式運動法、積極体操を毎朝繰り返すことで、
「オレの本来は丈夫なのだ……」と思った。
私が俳句を詠むに至った道筋を振り返ると、
俳句を詠む能力を発現するに至った道筋と云えるような気がします。
水原秋桜子の歳時記の季語の説明文から、いいと思ったフレーズ、気になるフレーズ……
そんなフレーズを書きぬくという作業を通じて言葉を変えたり、入れ替えたり、
思いついたオヒレハヒレをつないだりして7,8通りのはがき文は苦にしないで書けた。
俳句を読むためでもなく、まして詠むためでもなく歳時記を開いている。
例句もほとんど分からない。分からないが億劫にしないで読めた。
一句分かると3,4句分かる句が増える。
俳句の空気のようなものを呼吸して俳句に少しづつ馴染んだからでしょう。
「老いの身に故郷ありて栗とどく」
作者は男と思いますか女と思いますか?
どちらと思われるかコメントに書き込んでいただけませんか……
正解は明後日7月18日のブログに書きます。