12・7・27
どういう訳か…
どういう訳か偶々とか偶然、目についた、手にした、と
云う動機で見かけたもの、手にしたものに促され
人生を急転回するようなことが度々あった。
こうした偶々とか偶然の背後に何かあるような気がする。
こうしたことを少し丁寧に振り返ってみよう、と思った。
このブログをご覧の方々に少しはお役に立ったら幸いです。
平成3年偶々見かけた鎌ケ谷市の広報に「お便りボランティア講座」を見かけた。
バブルの終わりごろのこと、インチキな不動産の商売で多少あぶく銭を稼いでいた。
偶々講座が不動産の定休日、水曜日に開催される。
「じゃ、行ってみようか…」と思った。
講座終了後、主催した市の職員から
サークル活動として継続してほしい…と云う要望があった。
お便りですから誰にお便りするか、が問題です。
特別養護老人施設慈祐苑に入居するお年寄りの名簿だったら用意できます。と云うことで
受講者7人でサークル活動がスタートした。
文をぶんと読ませて「お便りぶんぶん」とサークルの名前が決まった。
広報で「お便りボランティア講座」を見かけたときも、
サークル活動として継続してほしい、と云う要請も
突っかかる気持ちは全くなかった。スッと見て、スッと参加している。
サークル活動としてスタートしたが、
名前と生年月日だけの情報で何を話題に書いてよいか、見当がつかない。
同じ屋根の下に暮すお年寄りに同じ文面を一律に書く分けにも行かない。
7,8通りの文面、何をどのように書くかが重大問題だった。
行き詰まった雰囲気のなかで、
「外出の機会が少ないお年寄りのこと、外の話題を…」と
解決の糸口らしいものを見つけ、
外の話題だったら季節の話題…、
季節の話題だったら、「桜が咲きました、散りました」と常に変化もするし、話題が豊富。
「何を書いたらよいか…」と云う重大問題は呆気なく解決した。