みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 電気屋のピアニスト

2016-06-22 21:08:39 | 日記
以前痴呆症のおじいちゃんに悩まされたことは書いた。あれはある意味恐怖だった。が、やはり高齢化社会は避けようもなく今の職場にも何人か毎日オープンと共に現れるご老人がいる。一際目立つのが、毎日ピアノを引きにくるおじいちゃんだ。身なりも髪の毛も手入れもなく、焦点も、あってないし、話掛けても無表情。だけどピアノがめちゃくちゃ上手い。ピアニストの如く目を閉じて体を揺らしながら引くピアノは上手いがゆえに切ない。若い頃ピアニストだったの?もしくは音楽の先生?夢破れたピアニスト?色々妄想してしまう。ただ、おじいちゃんはピアノ弾いてるときは昔の自分に恐らく還っているのだろう。やはり切ないな。あたしはやっぱり長生きしたくない。そういや戦場のピアニストという映画あったな。どっちにしても切ないや。