みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 曖昧な記憶

2016-06-23 12:11:58 | 日記
今日は、休みで珍しく母親がいなのでだらだらと寝そべりながら雨の音を聞いている。ふと人の記憶って曖昧だなあ、と思う。人間が生きていくと思ひ出が増える。だけど執拗に忘れられない人と、あっさり忘れられる人がいるのは何故だろう。出来事も同じ。あたしは過去にこだわっているようで、でもこうして静かに考えると残酷な迄に色々忘れている。過ぎ去ったものは全部箱の中だから無くさないの、とある小説の一文にあった。そうね、嫌なことも楽しいことも過ぎ去ったものは全部、心に箱を作ってしまいたい。そして隅っこに追いやって未来だけ考えていけたらいいのに。未来図さえ怪しいのに一部の過去や悲しみに裂く心の余裕などないのだ。過ぎ去ったものは戻らない。決して。