ドイツ工学じゃけん

　こないだ横浜で見たときから、気になっとるこのクルマ。

「未来世紀ブラジル」にも登場するレトロモダンなバブルカーじゃな。

その名はメッサーシュミットＫＲ２００、カビネンローラーじゃけん。

メッサーシュミットちうたら、ナチスドイツのヒコーキを作った会社じゃ。

いいイメージを持っとらんひとも多いんじゃろか？。

んでも戦後ヒコーキを作れんかった時代に、こんなラブリーなクルマを作ったけん。

２ストローク単気筒、ほぼバイクのペンギンみたいな飛べないヒコーキじゃけん。



メッサーシュミットはもともとBMWの航空機部門と合併してできた会社。

名機bf１０９がバイエルン航空機製造の名を冠しとるのはそのためじゃ。

フシギなもんでBMWもまた、戦後にバブルカーを製造しとるけん。

現代のバブルカーであるスマートを愛でるわしには、ご先祖さんのようなクルマたちじゃ。

わしのクルマを作っとるのはメルセデスじゃが、bf１０９のエンジンを作ったメーカーでもあるけん。

そんなこんなで、ドイツの工業技術はすんばらしいっちう結論じゃ。



ちなみに、BMWはイタリアのデザインを、イギリスで生産したそうじゃ。

ドイツ工学ドコいった？。