リモート監視されとるけん

　ニュースで伝えられとる通り、東京都は毎にち１万にんを超える新規陽性者がおるけん。

じゃけん陽性の診断を受けても、保健所からの連絡には時間がかかると聞いとるけん。

トコロが、そのひの内にショートメールが届いたけん。

送り主は、厚生労働省じゃ。

たぶん新規の陽性者に自動配信される仕組みじゃろう。

内容は、陽性者の手引き書的なサイトへのリンクと、ココアへの登録の案内じゃ。

ココア？。

そーいえば、そんなアプリがあったのう。

個人情報の不安から手を出さずにいたんじゃが、そうはゆーとられんなぁ。



なんじゃろね、監視されとるような気分じゃ……。

その気になれば外出できんコトもないんじゃが、そんな気分にもならんけん。

とにかくいまのわしは、東京都の監視下におるんじゃな。

んで、保健所から電話がきたんは次のひの夕方だったけん。

ここで感染した日にちを特定されて、療養期間が決まったけん。

１０日間の最後の72時間に、発熱や咳の症状がなければ解除かぁ……。

長いのう〜。

その間、だらだらオリンピック観てればいいワケじゃが、毎にちLINEで健康状態の確認があるけん。



午前と午後の２回、同じ質問を答えて、体温と酸素飽和度を報告していかんといかんけん。

そのひの東京都新規陽性者は、1万5525にん……。

そのひとりがわし自身かと思うと、妙なキモチじゃけん。

んでも、その数に対応しとる職員さんはホントにタイヘンじゃ。

多くのひとがスマホで応じてるんで、いくらかマシなんじゃろけど……。

そうでない感染者には、電話で応じんといかんのじゃろなぁ。

いまの東京都に、こ〜んな対応を望むのは、罪悪としかいいようないけん！。



いや、ちょっとお金払ってやってくれるんなら……。