「少年と犬」馳星周
馳氏初読み。直木賞作品です。
震災で飼い主を亡くした犬の多聞が、
たったい1人の会いたい少年に会うために
南を目指す。
その途中、
結構人としてはひどい人達と出会うのだけれど
皆、多聞が好きになるんだなぁ。
多聞は賢い犬だ。
人間でいうなら高倉健みたいな。
「不器用ですから・・」って言いながらめっちゃ一途な感じ。
多聞が寄り添う人が亡くなっていく。
多聞が寄り添うからそうなるのではなく、
そういう人を選んで最期を見届けているような気がした。
馳氏初読み。直木賞作品です。
震災で飼い主を亡くした犬の多聞が、
たったい1人の会いたい少年に会うために
南を目指す。
その途中、
結構人としてはひどい人達と出会うのだけれど
皆、多聞が好きになるんだなぁ。
多聞は賢い犬だ。
人間でいうなら高倉健みたいな。
「不器用ですから・・」って言いながらめっちゃ一途な感じ。
多聞が寄り添う人が亡くなっていく。
多聞が寄り添うからそうなるのではなく、
そういう人を選んで最期を見届けているような気がした。
少年に会えたときも泣けたけど、
それで終わらないのが哀しかった。