「アンソーシャル ディスタンス」金原ひとみ
短編集。
主人公達はギリギリのところで
踏ん張っているというよりは
ギリギリのところにいたのに
乗り越えてしまって
ちょっとどうでもよくなってる人達という感じだ。
アルコール、整形、セックス・・・
依存の壁はするりと通り抜けられるほどに薄いようだった。
ヒリヒリと熱くて痛くて
臭いはするけれど叫んでも叩いても投げつけても音はしない。
ただただ、静かに燃えている燃え移りそうな作品だった。
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アンソーシャル ディスタンス
金原 ひとみ
新潮社
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u-mi（ゆみ）といいます。子どもが巣立っておひとり様になりました。楽しみたいおひとり様生活はいまいち楽しみ方がわからず、とりあえず本と短歌と暮らす私の日常を。
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