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moon

「金の角持つ子どもたち」藤岡陽子 2021-116

「金の角持つ子どもたち」藤岡陽子

主人公の俊介は頑張っていたサッカーに自分で見切りをつけて
中学受験をしたいと母親に打ち明ける。
そこから始まる物語。

エピローグは少々強引な気がした。

中学受験は最初から考えていなかった私の
子育て期とは全く添える部分もなく
という感じではあったが
親を含む周りの大人に興味がいってしまった。

俊介の母親は家族の生活のために
高校を中退して働いた。きっと後悔すると親を説得してくれた教師もいたが・・・

そして、今、他の選択肢はなかったのかと後悔している。
そんな中、俊介の塾代の捻出のために働きにでたパート先で
保育士には大学をでなくてもなることができることを知る。
そして高校卒業の認定試験を受けることを最初の目標に。。
どうよ、興味深いではないか。

塾の加地先生の弟は中学で勉強につまずいてから
学校に行けなくなってしまった。
その弟にどうして学校の勉強を教えてあげなかったのか
そうしたらきっと彼の人生は今とは変わっていたかもしれない。
中学生の時から一歩も部屋を出られなくなってしまった弟の
人生はきっと変わっていただろう。。。


俊介の妹で耳の聞こえない美音はどんな人生を
切り開いていくのだえろうか。

もう、周りの模様に興味がいってしまって
俊介の受験は
うん、頑張ってって感じだった。

これが多分 子どもたちが10代であれば違ってあろうと思う。
ちょっとだけ。

頑張る大人をみることのできる子どもはきっと幸せだと思う。
そうやって頑張ろうと思うと思うのだ。

頑張ることも時には必要なのだ。

私の子どもは公立の小中高と地域密着型で進学した。
どうなんだろうか、よかったのだろうか。
わからないけれど、今、彼らは笑って懸命に
生きている、それが答えだ。

 


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