moon

賛辞

            
      「ダンシング・チャップリン」


きょうは、レディースデー、
そう思って、映画館へ行くと映画の日であった。

草刈民代というバレリーナは見た感じが好き。
プリマとすれば、もっと小さい吉田都子みたいな人が好き。

草刈民代という人は
役者だと演技がうまくないと思う。

この映画は、映画制作のドキュメンタリーと
「ダンシング・チャップリン」2幕20場のバレエ作品を
13場に絞った映画の2部構成。

すなわち、草刈民代は台詞を喋らない。
ドキュメンタリーでは素の草刈り民代が喋る。
台詞を喋らないというだけで、
これほどまでに素晴らしくなるなんて、
演技力はやはり世界のバレリーナ。
これがラストダンスとは寂しい。

この周防監督の映画は素晴らしかった。
何がというと何もかも…

ルイージも
リエンツもリフトをおろされた彼も
草刈民代も。
プティと周防監督のやりとりも。


ルイージは60歳。
見た感じは60歳、
肉体は30歳という感じ。
年を重ねるダンサーとしての苦悩も垣間見え、
精神的に成長する頃に肉体的に衰えるという。
最初からルイージのために作られた作品、
というのは納得。
立ちあがって拍手したいくらいだ。

草刈民代を、リフトするダンサーが下されて
リエンツを呼びたいというとき、
リエンツを呼ぶための経費を算出して・・なんて
生々しいやり取りまでみせる。
でも、リエンツはやってきた、
その肉体をみたら、
今までリフトしていたダンサーの
倍くらいの筋肉がついていた。
おろされた彼だって、すごくいいダンサーなんだろう。
だけど、求められていることが出来るか。。。というと
それは違うってことなんだなぁ。

すごく、よかった。
もう一回観たいよ。

 

 

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