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moon

通勤読書 60

              「往復書簡」湊 かなえ

すべてが手紙で語られるストーリー。
三編からなる一冊だけど
一話目と二話目はつながっているのに、
二話目と三話目はつながっていない。
つながっていて欲しかった。

1話目の「十年後の卒業文集」の女同士の手紙の文章が
とても剣があるようにかんじてザラザラな感じがするのは何故かなぁ。
常にケンカ売ってる感じ。

2話目の「二十年後の宿題」は、
こんな悲しい事故、
真相なんて知らずでいいじゃん、と思ったけれど
何故そうしたか、というのはどの視点やどの時点でも
大切なことなのかもしれない、と感じた。

3話目は「十五年後の補習」
んー、これってどうなんだ。
いい話、、みたいにまとめられてる気がするんだけど
いやいや、二人殺してますから・・
この後にどんでん返しがあってほしい。

言葉が突き刺す感じだな、全体的に。

それが、湊かなえなんでしょう。


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コメント一覧

uーmi
そうですね
シリアスで暗いより
元気になれたり
スッキリしたり
そういうのいいですね
根無し草
それと小説とか映像は、現実世界が厳しくて大変な分、シリアスで暗いのは避けたいですね
(笑)

確かに読み辛い文章書く人とか時間掛かる本ありますけども、そういうのが必ずしも優れてるとか、いいとは思いませんし・・・
u-mi
そうですよね
そらいますよね(笑)

私は読書量が少ないので
小説家により、というよりは作品によって苦手だったりします。

東野圭吾も加賀恭一郎シリーズは好きだけど…
こっちはもひとつと思ったり
な感じです。
角田光代は読みもせずに、書評だけで、
避けてます(笑)
今、映画になってる話なんて、ありえないです。

苦手というより好き嫌いですね、きっと。

今まで、私の理解力が低いからだと思ってましたが
読むのに気合いいるのとか、
時間がものすごくかかったりする作品は
苦手なのもあるんでしょうかね~
根無し草
そらいますよ(笑)

この人もですが、角田光代とか東野圭吾なんかは社会派の要素があるので苦手なんです。

高校生の頃、松本清張とか森村誠一なんか読んでえらい退屈したのがトラウマなのかも??

社会派は苦手というミステリーファン以外に多いですよ。
u-mi
うまい
というのかどうかは知らないけれど、
独特のドロドロですね。
言葉で許して、心で許してない感じ。

手紙の形式をとるって言うのは
今の時代には新鮮ですね。

苦手な作家がいたのですね、
それは意外。
根無し草
この人の書く本も結構ドロドロしたのが多い
のは、やはりこういうのは女性ならではという
事かな??

往復書簡で語られるのは森見登美彦の
『恋文の技術』も同じなんですが、内容と
方向性は全然違います。

湊かなえさん、苦手な作家さんの一人です。
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