「星に願いを、そして手を。」青羽 悠
夢を見ることは、現実を知ることなのだろう。
夢には希望に満ちいてるような気がしていたのに
現実にはそうでないということを
人はいつ知るのだろう。
そんなことを考えた話だった。
しかし、文章の繋がり、
場面転換とともに変わる一人称。
やや整理されていなくて、
作者においていかれることが多かった。
主要登場人物4人の今いる立場がどういうものなのか、
というのがどうも漠然としていたのは
作者の年齢を考えると無理もないのかもしれない。
16歳、経験値が圧倒的にない。
今後の作品でどんな風に変わっていくのか、
また変わらないもの、守り続けるものは何なのか、
楽しみです。
星に願いを、そして手を。 | |
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