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moon

通勤読書655 星はなんでも知っている

「星に願いを、そして手を。」青羽 悠

夢を見ることは、現実を知ることなのだろう。
夢には希望に満ちいてるような気がしていたのに
現実にはそうでないということを
人はいつ知るのだろう。

そんなことを考えた話だった。

しかし、文章の繋がり、
場面転換とともに変わる一人称。
やや整理されていなくて、
作者においていかれることが多かった。

主要登場人物4人の今いる立場がどういうものなのか、
というのがどうも漠然としていたのは
作者の年齢を考えると無理もないのかもしれない。
16歳、経験値が圧倒的にない。

今後の作品でどんな風に変わっていくのか、
また変わらないもの、守り続けるものは何なのか、
楽しみです。

 

 

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星に願いを、そして手を。
クリエーター情報なし
集英社

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