「ののはな通信」三浦しをん
ののとはなの往復書簡で物語は進む。
女子校で出合う二人は恋愛関係になり破局し
何十年後には友に戻り
2人が卒業後に実際に会うことはないけれど
手紙、郵便や授業中のメモ回し、やがてはメールと形を変えながら
繋がっていく。
濃密な時を過ごした高校時代の友とは
いつだってその時に戻れる、そういう感じ。
だけど、私はずーっと共学だったので
やや共感できないこと多し。
これは本当に、偏見ですが
私立女子校出身者に粘着質の人が多い。
結構そう思ってきた。
子ども時代のバレエ教室で、
学生時代も、社会人になってからも
母になってからの親同士のお付き合いも
そう思うことは多かった。
その、粘着質が気持ちいいことあるのは確かなんだよねぇ。
だけど、異質なものを徹底的に排除しようとする
怖さがある。
その中にいるととても心地いいのかもしれないけれど。
良くも悪くも仲間意識が強いってことなのかな。
めっちゃかっこいいリーダーも
女子校出身者に多い気がする。
小説は
前半は面白かったのだけれど、
だんだん、人の手紙読むのが面倒になってしまった。
なんてこった。
一応、全部読みました、ハイ。
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