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通勤読書980 食べ物ほむほむ

「君がいない夜のごはん」穂村弘

穂村氏の食エッセイ。

子ども頃の食べ物の話はとっても面白かったです。
スパゲッティはいつからパスタになったのでしょう。
シェイクを初めて飲んだときの驚きと喜び。
麦茶に砂糖は入れなかったけれど、夏の飲み物といえばカルピス。
ガラス瓶に入ったカルピスの原液は
少々ミステリアスでもあった。

きちんと混ぜないというのもとっても共感。
私は納豆をほとんど混ぜない。
付属のたれもからしも使わない。
お醤油をちょっとだけ。
お好み焼きはちゃんと混ぜるけど。

目玉焼きに何をかけるか、
しょうゆかソースか!っていうのがありましたが
私はこれは「塩」の一択です。

穂村氏が変に食通ぶらないところがとってもよかった。
自分では料理しないというのも。

好きな食べものは人それぞれだけど、
流行りという魔術に流される人も多いような気がします。

パクチーは好きだけど入れ放題なんて言われると
「そんなにいりません」と思ってしまいます。
高級食パンがいいと言われると
「わたしはもっと別の店でひそかに美味しいパン屋を知っているぜ!」と
思ってしまいます。

近頃の映える食べ物は食べにくそうだなと思うことが多いです。

面白いエッセイでした。

 

 

君がいない夜のごはん
穂村弘
NHK出版

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