「疾走」東直己
榊原健三シリーズの3冊目。
1冊目は未読。
これは2008年に出版された作品。
低レベル放射性物質廃棄処理場の建設に関わる
いろんなこと。
「今」にとてもマッチした題材で驚いた。
というよりも、時代が追いついたのか。
いろんなものにぶら下がるずるがしこくて
汚い、とても汚れた大人達。
汚い大人は、見ちゃいけないものを見てしまった子どもたちを、
いとも簡単に殺してしまう。
そこから逃げた二人の中学生と、彼らを助ける健三。
うーっ、かっこいい。
もう、超絶かっこいい。
ちらりと出てくる畝原さんもかっこいい。
「俺」も・・・
いや、ちゃんと仕事してた、うん、してた。
久しぶりの東氏、面白かった。
疾走 上 (ハルキ文庫 あ 10-14) | |
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角川春樹事務所 |
疾走 下 (角川春樹事務所 ハルキ文庫) | |
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