昨日、穂村氏(歌人)と斎藤氏(精神科医)の対談を聞きに行ってきた。
場所は大阪中之島。
あまり動いていない日だったので
北新地駅から歩く。
グーグルマップありがとう。
穂村氏は本当にテンションが低いところで一定しているような話し方で
なんとも魅力の鳴る人だと思う。
去年、同じくらいの時期に辛酸なめ子さんとの対談を見たときも
思った。
斎藤先生は初めてみる人で
ちょっと滑舌が悪くて聞き取りにくいところもあったけれど
概ね面白い先生だった。
ヤンキー論に笑ってしまった。
「時間と心」というテーマ
時計で測る客観的な時間と人生における主観的な時間があり
この時間のバランスが崩れると精神的にしんどくなっちゃう。。ということがあり。
自分は人類の中の一人、でも大切な自分である、というこのバランスなんだそう。
なるほどと思うようなお話の中
人は若い頃よりも持っている時間の観念が成熟するというのが
確かになぁと思った。
その中でもやはり、斎藤先生のヤンキー論は面白くて
ヤンキーは刹那的に生きていて
キャラがたっている。
コミュ力はものすごくあるけれど人に共感しないので
スクールカーストでは最上位に君臨することが多い。
先生のいうヤンキーっていうのはスピリットがヤンキーってことなんだろうなと思う。
穂村氏が
男のヤンキー怖くて嫌いだけれど女のヤンキーにはとっても憧れる、
と言って笑わせてくれた。
穂村氏のちょっと対外的にはちょっと緩んでる感じが結構好きで
「キャバクラは来世で行きます」
「カラオケはそんなにいかなければならないのですか?」
「キャンプ行かなくてもいいですか?」
とか、とことんはっちゃけない感じである。
でも、体の中身で考えていることが短歌になったときは
とても情熱的であったり
いろんな時間のひだを詠みとく、そんな感じだ。
それは、もう、ヤンキーのように。
うそ、全然ヤンキーじゃない。