8月のお盆真っ盛り、調度1年前である。
息子と二人で不動産屋に行く。
この時点で、私は両親に離婚の話はしていない。
もちろん、実家近くに住むことも。
まぁ、それは全部決まってからでいいよ、とみんなに言われる。
だよねぇ、アラカンの娘であっても
心配をかけることは間違いないけど
両親にお伺いをたてるという年齢でもない。
年齢の問題かどうかわからんが。
で、不動産屋では
気のよさそうなお兄ちゃんが対応してくれる。
他に、内覧できる物件がないか探してくれた。
いくつかあったが、
間取りで私が絶対外せないことに該当していて
内覧できたのは
同じアパートの二部屋と、別のマンションの一部屋だった。
絶対外せないこととは、
玄関ドアと部屋の間に扉があること、である。
玄関入ったらすぐ部屋じゃないってことね。
たぶん、町が古いことと、
阪神大震災でそれほど被害にあわなかった神戸の西の方
と言うこともあって古い家が多い。
築40年、50年は当たり前。
もちろん、新しくてきれいなところもあるけれど、
そういうところはワンルームだったりする。
ということで、まずはマンション。
築25年。
お、住んでるマンションと同じくらいじゃん。