「政と源」三浦しをん
僻みっぽい政と歯に衣着せない源。
73歳のおじいちゃんの友情物語、という感じ。
現代の高齢者が元気だ、と言われるけれど
竹馬の友が70代になっても
腰が痛くても二人とも、自分で動けて、憎まれ口も言えて
泣けて、笑える。
それは、案外ないことのような気がする。
二人を羨ましいと思う方も多いのかも・・と。
源さんが舟で恋人を迎えに行くのが
超素敵。
王子様みたいじゃーん。
職人好きで所作好きの私は
つまみ簪を作っているところ
ずーっと見ていたい。
楽しく読みました。
三浦しをん | |
集英社 |