「パン屋のパンセ」杉崎恒夫
ユーモアがあって、
温かくて、
時々ドキッとする。
70代、80代になったとき、
こんな豊かな感性で日常を過ごせたら
素敵なことだろう。
難しいことだけれど。
いえ、案外簡単なのかも。
素直になればそれでいいのかも。
それが難しいんだけれど。
地元の図書館になく、
相互利用で図書館が図書館から借りてくれました。
「あたたかいパンをゆたかに売る街は幸せの街と一目で分かる」
「天秤座の天秤ばかりかなしみはミリグラムまで量られますか」
「アップデートしますかなんて聞いてくる素敵なデートでもあるまいし」
70代80代で作った歌とは思えません。
素敵だ、ほんとに。ちょっと可愛いし。
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