この間、参加している読書サイトで
12月12日の話がでていた。
漢字で「十二月十二日」と書いて
窓枠に貼るという慣習はあるか、というもの。
私はあった。
あったことを思い出した。
大阪出身の祖母に頼まれて書いたことがある。
書くのは12歳の人であることが条件で
祖母に言われたのは「十二月十二日」の後に卍を書く
「十二月十二日卍」である。その札を
窓や玄関の枠のところに逆さまにして貼るというもの。
12月12日は石川五右衛門が釜茹でになった日で
家の出入りできるところに
その札を張って泥棒除けのおまじないとするものである。
そのサイトではそれを知っている、
あるいはしたことがある人は大阪の人だった。
これは興味深いなぁ。
何処で始まったんだろう。
12歳っていうのはただの語呂合わせなんだろうか。
「子どもやったらええわ」と
祖母には12歳でなくても頼まれたような気もする。
ずーっと忘れていたことだったな。
子どもが12歳の時にも思い出さなかった。
こうやって語りづがれなくなっちゃうんだ。
懐かしいなぁ、おばあちゃん。