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通勤読書636 未知なる場所法医学教室

「ヒポクラテスの誓い」中山七里

ドラマや映画では
法医学教室の医者は変わった人が多い。

この作品の医者もだいぶ変わった人達だった。

死者の語る真実を知るための解剖、
そして真実を
あるがままに差し出す解剖医。

とても興味深かった。

作中にもあったが「解剖する」と言わずに「開腹する」と言えば
応じてくれる遺族もいるのではないかと思うなぁ。

割り切るというところでは
とても理系って感じだけど、
亡くなったとたんに生きている人として扱われなくなるのは
遺族としては受け入れがたいものだ。

医者としてはおそらく
「開腹する」は間違いなんだろうけれど
そこはちょっと文学的になってもいいんじゃないだろうか。

面白かった、続編も読みます。

 

 

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ヒポクラテスの誓い
中山七里
祥伝社

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