「砂嵐に星屑」一穂ミチ 2023-20
連作短編集。
働く人はそれぞれのいろんな思いを抱えている。
働く人の家族もやっぱりいろいろ抱えて生きている。
今、やれる仕事があるならやっておこうって
ちょっとだけ思った。
大部分は「仕事しんどい」だけど。
この、ちょっとだけ思うことの繰り返しなのかもなぁ。
それは仕事もプライベートも。
一穂さん、やっぱり好きだなぁ。
春の主人公は本当にごめんなさい、嫌いです。
これはもう仕方ありません。
彼女にもいろいろあったのだろうとか
思わないではないけれど
それでも、嫌い。
これまでにもそういう人には会ったことがあるし、
今も職場にいたりするけれど
ある一部分の想像力が欠けているのか
想像しないことにしているのか
そういうところが、無理です。
いけないいけない、
嫌いなことを語りすぎると自分が嫌になるぅ。
夏と秋と冬の話がよかった。
阪神西宮から大阪の福島まで歩いていくのは、めっちゃよかった。
職場から一回は歩いて帰ろうとよく思う。
帰るって時点で職場から逃げているのだけど。
阪神大震災を経験したものとして、
職場から歩いて一回は帰ってみるっていうのを
やらねばと思っているけれど、
遠くなったので歩きとおせる自信がない。
困った。
でも、本当に災害が起こった時、歩かんとな。
体力つけないとな。